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冗談みたいに良い一日を

2019年、彼らは突如としてぼくの前に、いや、日本のお茶の間に姿を現した。
それまでそんなに熱を入れて見たことはない。その年もBGMみたいなノリでテレビをつけていたと思う。
ほぼほぼ注視していなかった。
が、彼らの登場に一瞬で釘付けになった。

「みんなで見てやろうぜ」

この一言にどうしてこんなに惹かれたのか、今になってもよくわからないけど、そこから今に至るまで1秒も目を離せなかった。書き間違いではなく、ほんと、今に至るまで。1秒も、はちょっと盛った。3秒くらい目を離してたと思う。

M-1グランプリ2019、敗者復活戦の話。
そこからどハマりしたコンビ、"ラランド"。同じきっかけでハマった人も多いと思う。
そんなラランドの単独ライブ、"冗談"に行ってきた。

お笑いがもともと好きかと言われると、のめり込むほど好きになったことはなくて、テレビで話題になっている芸人の、テレビで話題になっているネタくらいは知ってる程度。
それは今でも変わらない。たぶん深い沼があると思っていて、しかもしっかりハマる自信もあって、ちょっと避けているフシはある。たぶん。

お笑いのライブに行くのは初めて。
バンドのライブと違ってめちゃくちゃ緊張した。
出るわけじゃないのに。
なんだか変な感覚だった。

赤坂に着いたのは15時ちょうどくらい、会場の草月ホールまでなんとなく歩きたかった。さすがに坂が多い。地名に坂が入っているだけある。
ものすごく蒸し暑くて、歩きたいと思ったちょっと前の自分をぶん殴りたい衝動に駆られた。

めちゃくちゃ飛行機が飛んでいっていた。山手線か?ってくらいのペース。実家の最寄り駅は多くて30分に一本くらいのペースでしか電車こないから都会マジパない。
草月ホールに着いたら"夢の車"なる、非常にサイケでクールでお茶目な車が展示してあった。なんかいいよね。中でたぶんこの車をデザインした人が講演みたいなことをしていた。なんかたぶん本当にすごい人っぽい感じだった。

開場を待つ間もひっきりなしに飛行機が飛んでいく。
そんなに乗る人いるんですか??やっぱマジパない都会。
会場に入ってまず物販。マネージャーのマネたく氏が仕事中だったりオフだったりなふたりを撮りまくった写真集"レモジャブック"がどうしても欲しかった。
いい写真がめちゃくちゃ多い。LOVEが見える。最高。

まだ公演が残っているので中身には触れられないけど、開演前から閉演まで2時間ひっきりなしに笑っていた。
始まってすぐはなんかもうようやく生で見れたみたいなところとかネタの完成度とかでめちゃくちゃ感動しながら、同時におもしろがたたみかけてくるからもう感情がよくわかんなくなっちゃってて、泣きそうだしでももう勝手に笑っちゃうし、なんだこれ?天国?地獄?って思ってた。顎無くなっちゃうんじゃないかと思うくらい笑った。

唯一撮影が許されるエンディングでは、サーヤ氏が絶対にブレさせてやるとしばらくひたすら動き続けていて笑った。たくさん撮った。全部ブレてた。さすが。

冗談みたいに最高な時間だった。
ライブ終わりのYouTube生配信も面白かったし、その時の感情をより深いものにできてうれしかった。
しばらく余韻から抜け出せそうにないし、数日経ってるけどまだ思い出して笑ってる。2人のネタも好きだけど、フリートークもかなり好きなので、今度はトークライブも行ってみたいな。
その日まではラジオをたくさん聴こうと思う。

内容もなんもない、普通に痛いファンの気持ち悪い日記みたいになっちゃった。まあ、たまにはこういうのもいいでしょう。

では、また。

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