見出し画像

ヤドリギのこと

今は12月。

SNSを見ていても、ヤドリギの投稿を目にする機会も増えてきました。


クリスマスに縁のあるヤドリギですが、

◎葉や茎は漢方薬として使われたり

◎北欧神話でヤドリギは「幸福」をもたらす縁起の良い聖なる木とされていたり

◎欧米では、ヤドリギの枝を吊るし、その下を通る時に幸福を願うという習慣があったり

◎日本でも、"ひょんなこと"という言葉【ひょん】の語源もヤドリギなのだそうです。

「ひょん」というのはもともとは木の名前なのだそうです。ヤドリギ(寄生木)をさす「ホヨ」や「ヒョウ」がそれで、この木は他の木に寄生しながら常緑を保つことから、世界中で尋常でない力をもつ木としてあがめられているとのこと。その不思議さがやがて「意外な」、「妙な」、「突飛な」という意味でも使われ、形も「ヒョン」と変化して、「ひょんなこと」になった~

岩波新書新刊紹介『ことばの由来』2005堀井令以知著(新赤版941)


私が良いな、と思ったのは

◎日本産のヤドリギは、寄生する植物でありながら、寄生先の木は枯らさない、"共生する"というところ。
(紬が創っているのは日本産ということにします笑)

共生する日本産ヤドリギ・・・日本のヤドリギは、宿主を枯らすことがほとんどない。しかし、熱帯産のヤドリギは、宿主の水分等を吸い尽くすため、宿主本体を枯死させることが多いという。

http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/81-yadorigi/yado.html



希少な植物のためか、ご縁がなかったのか、
現物を見たことがありません。
なのにただただ憧れだけで創ってしまいました!


画像1



現物を見たことがないので検索して検索して。。。
上記の情報もそんな中で得たものです。



実は昨年も創りたかったけれど、
実をどう創ってよいかがとうとう浮かばず、脳内で寝かせていました。

今秋にどんぐり、野ぶどうが完成したことで
"今ならいける!"となりました。


すりガラスのような、マットな質感がポイントです。
これができなければ、今年も寝かせることになっていたと思うくらい。


葉と葉の間の黄金色は花が咲いたあと。これから実になる部分です。

画像2

つぼみでも何でも、
"今後花になる部分がある"というところに
【可能性】や【未来】を感じます。

満開にさせない美学?!というのかしら。
敢えてね(笑)

そして、モチーフはちゃんと幸福の象徴。

…何か良いことが起きそうな予感がします☆












いただいたサポートは、今後の制作資金等の活動資金としてありがたく使わせていただきます!