ちゅん。

精神障害とねこと暮らしてる。100%主観です、記録と記憶の吐き出し口。カメラも好きです。

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閉鎖病棟というこの世の闇

いつか何かのタイミングでこれは必ず文章にしようと思ってた。 こんな経験した人滅多にいないと思うから、こういう世界があるってことを知って欲しかった。 「閉鎖病棟」と言えば、あまりピンとこない人が多いと思う。 殊更わたしが入院していた閉鎖病棟は群を抜いて環境が良くなかった。 それでもわたしは恵まれていた。人に恵まれやすい才能がここでも発揮されたから。 閉鎖病棟は文字通り「閉鎖された病棟」であり、病院の外はもちろん、病棟の他のフロアに行くのにも制限があった。全部屋の窓に柵が張っ

    • あなたに花束を

      「アルジャーノンに花束を」という小説のタイトルは多くの方がご存知だと思うけど、実際に読んだことがある方が圧倒的大多数という訳じゃないのかな、と思って久しぶりにnoteを書いています。 「アルジャーノンに花束を」を読んだ読書感想文のような、ただの自分語りのような、そんな記事になります。 過去の記事でわたしは精神科閉鎖病棟の事を書きました。 わたしがこの記事を書いた後に「アルジャーノンに花束を」という本をわたしは読みました。わたしは後天的な精神疾患のため境遇は違うけど、同じ生

      • メンヘラ1人とのらねこ2匹

        いつか記事にすると言って1年が経っていましたね。ヒェ 精神疾患を持つかいぬしと、元野良猫の2匹の愉快な生活のあらすじを少しまとめていきたいと思います。最後までお付き合いくださいませ。 発端は約8年前に1匹の子猫を保護したこと。全てはここからはじまったように思います。 当時勤めていた会社にか細い鳴き声が聞こえてきて、社員みんなで捜索すると会社の倉庫に小さな子猫。病院に連れていくとおよそ生後3ヶ月ほどの男の子でした。 結局会社の人は誰も引き取れなかったので、わたしが保護して

        • ブラック企業の実態と闇

          わたしの前職はいわゆるブラック企業だったようです。 というのも転職活動中、何社か面接をしたのですが、その際に前職を辞めた経緯を話すと必ず人事に「それはとんだブラック企業だったね」「辞めて正解だったよ」などと言われたからです。 不思議と、働いている時はそこまで強烈にブラックだったという意識は薄かったです。辞めてからぼんやりと確信に変わっていき、今では自分でもなかなかなブラック企業だったなと実感します。 具体的には ・タイムカードの改竄 ・残業代なし ・休憩時間なし ・休日

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          さまざまな福祉のかたち(B型作業所利用への道のり)

          こんにちは。 そうですもうみなさま分かっておられたとは思いますが、現在わたくし働いておりません。 福祉のさまざまなサービスを受けながら社会復帰へのリハビリをしている、というのが一番適当な表現だと思います。 B型作業所、ご存知の方もおられるとは思いますが、念のためざっくり説明しますね。 作業所というのは障害や病気を持つ方が通う場所であり、作業所にはA型とB型があります。 A型はほとんど一般就労と差はなくきちんと雇用契約を結び、労働同等の作業をします。個人的な感覚だと一般就労

          さまざまな福祉のかたち(B型作業所利用への道のり)

          F2.8で写す世界が美しすぎた。(キヤノンNew FD50mm F2 の実写レビュー)

          これ、中古でかなり綺麗で3000円くらいだったのでつい買ってしまいました。 詳しくないまま買ったので、使えるまで四苦八苦しましたが実際に使ってみて、良かった点などをあげていきたいと思います。 まずこちらのレンズ「キヤノン New FD 50mm F2」というものなのですが、あまり聞き馴染みはないと思います。わたしも知らずに買いました。 どうやらフィルムカメラのAE-1などについてたキットレンズだったようです。 有名なのはFD50mm F1.8やNew FD50mm F1.

          F2.8で写す世界が美しすぎた。(キヤノンNew FD50mm F2 の実写レビュー)

          喉に違和感のある人へ、ヒステリー球という病気。

          ヒステリー球という病気をご存知だろうか。 東洋医学的な観点から喉に気が溜まると起こる、精神的に病んでいるとなりやすい症状の一つで、言葉の通り喉にピンポン球が詰まったような感覚になる。 最近物が飲み込みづらい、呼吸がしづらいけど内科などで病気が診断されなかった場合は、一度精神科の病院へ行くことをおすすめします。 わたしがこの症状を発症したのは小学校中学年の頃でした。 まだこの病気の名前もなかった頃でした。 お腹は減るのに、突然ものが飲み込めなくなる。食べたくても食べられない、

          喉に違和感のある人へ、ヒステリー球という病気。

          ひとりぼっちで生きていく覚悟。

          大前提、もちろん一切人の手を借りずに生きていくことは土台不可能な訳でして。それはもちろん十分理解しているつもりです。 ちっぽけなわたしがたった1人で生きてるなんて烏滸がましいことは思っていないのです。 だけど、実質頼れる身内もいなくて、パートナーがいない以上、いよいよ1人で生きていく覚悟をせねばならなくなった。 友達はあくまで友達、大切ではあるけれど、そこはきちんと割り切ってる。 家族とはもう修復不可能なまで軋轢が生まれてしまった。もう家族や親類には何も頼れない。 そもそも

          ひとりぼっちで生きていく覚悟。

          病名を公表することで、他者を傷付けることもある。

          今回は精神疾患に関してだけ述べるのですが、病名を公表することで他者に及ぶ危険の認知性の低さについて危惧してる。 簡単に今はいろんな情報を発信できる世の中で、わたしもその端くれで、だからこそ思う。 病名を公表することの是非。 それをすることが必ずしも人を勇気づけるだけにはならないという事実。 もちろん時と場合と人にもよるだろうけど。 でもわたしはあまり、少なくとも軽々に病名などは公表すべきではないと思う。 他者のためにも情報を発信する人は慎重になって欲しいと思う、あまりに独

          病名を公表することで、他者を傷付けることもある。

          捨てる棄てる日々

          過去ごと全部捨ててしまえれたらと思ったんだろう。 自分が持っていた服は以前勤めていた古着屋さんで買ったものばかりで、その頃を思い出すと苦しくなるから、ほぼ全て入れ替える形で全ての服を捨てて新調した。 マフラーもポーチもかばんも全部全部捨ててしまった。 それに対して後悔はないけれど、捨てることで過去も消えんのかな、楽になれんのかなって不思議だった。 ついでにキャラクターグッズの類も全て捨てた。 わたしの感覚としては「勝手にいなくなってた」だから、ほんとに正気じゃなかったんだ

          捨てる棄てる日々

          わたしの好きを奪う人なんてわたしの人生にいらないの。わたしの過去からも消え去ってくれよ、嫌い。

          わたしの好きを奪う人なんてわたしの人生にいらないの。わたしの過去からも消え去ってくれよ、嫌い。

          最期にはせめてしあわせだったと笑ってほしい。

          終活について最近ふと考えた。 わたしはねこたちがいずれお骨になって、自分の人生を全うした時にそのお骨たちと一緒に供養されたい。 なのでペットと納骨してもらえる納骨堂を探しているのですが、これがなかなか難しいのですよね。 納骨堂もずっと営業できるわけじゃないと分かってしまって、家族には迷惑はかけたくないし、いっそ散骨でもしてもらえた方が楽なのかしら。なんて思う今日この頃。 わたしに結婚は無理なんだろうなあって考えはじめて、死を意識して、そんなことを思うようになった。 思えば

          最期にはせめてしあわせだったと笑ってほしい。

          メンヘラ1人と猫2匹

          増えました。 保護猫出身、さび猫の晴(はる)さんです。 推定1歳半くらいの女の子。 おっとりだけどやんちゃで甘えん坊。写真を撮ると目つきが異常に悪い。ふわふわもふもふでぬいぐるみ感がすごい。 先住猫のがくさんと追いかけっこする時だけ急にワイルドになります。 今のところ2匹は馴れ合うつもりはないそうです。でも仲は悪くはないです。 経緯などについてはいつかちゃんと記事にしようと思ってるのでしばしお待ちくださいませ。 うちにはこんなのがいますという取り急ぎのご報告と、可愛いので

          メンヘラ1人と猫2匹

          モラハラ加害者からは全力で逃げるしかない。(加筆修正)

          なんか最近ツイッターで話題になってたのと、最近過去を回顧することが多いので記事にしてみました。 まず結論から言うとモラハラ加害者からは逃げるしかないの一択です。 モラハラ気質な人の特徴ってたくさんあるけれども、比較的グレーゾーンな人が多いイメージです。 パートナーに対して「本当にこの人はモラハラなのだろうか?」と確信が持てないままの方も多いと思います。 そもそもモラハラ被害者は被害者である自覚が薄い場合も多いです。 わたしもそうでした。結婚を前提にお付き合いしてた人がモラ

          モラハラ加害者からは全力で逃げるしかない。(加筆修正)

          末期の膵臓がんだった父を看取った19歳のわたしのはなし

          高校3年生、進路提出がとっくに終わった9月のことだった。 その1年ほど前から父が「糖尿病」により通院しており、しばし低血糖症などで倒れ込むようになった。 セカンドオピニオンの病院で緊急手術が決まり、主治医からは3つの手術方法を伝えられた。 恐らく一番簡単な手術になるだろう、心配はない。 そう言われて臨んだ手術は実に9時間ほどに及び、想定していた中で一番難しい手術になった。 末期の膵臓がんだった。 余命半年持つかどうか。 正直今日明日命が尽きてもおかしくない、いつ何があっても

          末期の膵臓がんだった父を看取った19歳のわたしのはなし

          本気で猫カフェで働きたい!と思っている全ての方へ一言「辞めとけ」

          最近ツイッターで「猫カフェで猫になって働きたい」という意見をたくさん見てクスッとしたのですが、中には本気で猫カフェでスタッフとして働きたい、という意見もあり今回こちらの記事を書きました。 わたしが実際に猫カフェで働いて、猫好きが絶対に猫カフェで働くべきでない3つの理由をお伝えしたいと思います。 その前に大前提として、わたしは猫カフェ自体にあまりマイナスなイメージは持っていません。 むしろ今までいくつか猫カフェを利用してきて、特に保護猫カフェのように猫と人との橋渡しをしている

          本気で猫カフェで働きたい!と思っている全ての方へ一言「辞めとけ」