『君たちはどう生きるか』の感想
※ネタバレあります!
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前置き
まずはじめにご理解いただきたいのは、
僕はジブリ作品を「普通に好き」くらいの温度感の人だということです。
かと言って別にアンチでもなく。
「宮崎駿監督って最高だよね!!!」とか言われたら「うん、まぁ好きなのもあるけど、よくわかんねぇなってのもあるよなぁ」くらいの。
(そう答えて「それは君の理解が〜」とか言ってくる人は嫌いですが…)
なぜ感想を書くか
"今の自分の気持ちを覚えておきたかったから"だ。
普段こういうのは書かないのだが、わからないことが多すぎて、みんなの意見を見てみたいと思った。
けど、そのみんなの意見を見るうちに元の自分の考え、気持ちを忘れそうなので、忘れてしまう前に書いてみよう。と思った。それだけ。
だから明日になったらまた考えてること変わるかも。それはご愛嬌。ラブ。
楽しかった部分
自分で考える部分が多い
観た人か感想ツイートなどを目撃したひとならわかると思うが「説明が少ない」のだ。
圧倒的少なさ。
正直、なにが起こってるかわからないことが多すぎて「???」ってなることが多い。
ただこの「???」を埋めながら自分は観ていたので、埋めるために自分で咀嚼しながら自分の中に落とし込めた部分に関しては、楽しさを得られた。これは説明がないことのプラスの部分だった。
(その"部分"が公式が伝えたいことかどうかはさておき)
特に眞人がナツコのことを「お母さん」と呼ぶシーンはよかった。家族になる(兄になる)決意、成長を感じた。
キャラが多くて楽しい
この映画には色んなキャラがでてくる。
七人の小人を連想させるお婆ちゃんズや、おおじいちゃん、ヒミなど。あと異世界的キャラ。
アオサギがジジイキャラなのも個人的には最高の裏切りだった(笑)
イケメンであれ。
下の世界に現実の生き物と、空想の生き物と、その間の生き物とが共存してるのが冥界でもなく、現実でもなく、不思議な世界観を演出していて好きだった。
置いていかれそうになった部分
説明が少なすぎる
前述したとおり説明が少なすぎるので、「???」となって咀嚼できなかったときにすぐに次の「???」が出てくるのでモヤモヤする部分があった。
これに関してはジブリ作品、ひいては宮崎駿監督作品への慣れが必要なのだろうと思う。
キャラの性格が分かりづらい
結局「説明が少なすぎる」に通じてしまうかもしれないが、キャラたちが何考えてるのか分かりづらい。
なんで泣いたのかわからなかったり、なんで協力してくれてるのかもうっすらわかるようでわからない。みたいな状況がずっと続く。
「このキャラならこうするよね」みたいなのがあまりなく「あぁ、このキャラってこうするんだ?え?あれ?」ってなる。
鳥の王様が積み木を勝手に積んだところはビックリした。あと刀そこで使うんかい!!
結局、僕は辻褄を求めすぎてしまうのもどうかとは思ってるので、そこは想像で補って楽しむほうが得だと思う。というかそうした。
口は動いても音が無い部分もあったのでそういう"考えながら観る映画"なんだという理解で観た。
終わりに
わかりやすくなるかなと思って「楽しかった部分」と「置いていかれそうになった部分」とに分けたけど、どちらもどっちとも捉えられるグレーな文章になったなぁ。と。
作品の受け取り方についても結局、正解不正解はなく、どう考えるか、それぞれのグレーだしね。特にこの映画はグレー部分が大量発生するものだと思う。
とやかく言ったが、結局のところ、
僕としては総じて「観てよかったなぁ」と思いました!!!
慣れが必要って書いたけど、その慣れてる人が多いからこそ出来る表現もあるわけで。ね。
というわけで!
みんなの意見を聞きたいのでネットの海に漕ぎ出します…。
あなたも良き映画ライフを。