転職が当たり前の時代に突入したと思っています。そんな中特にJTCに属している人に対して、転職ブームに乗る前に気を付けてほしいことがあります。

JTC：Japanese Traditional Company（伝統的な・歴史のある会社）

JTCは特にIT業界の中でネガティブな意味で使われる言葉のようです。私も設立100年近いJTCに努めていました。

典型的な年功序列の会社です。私の会社も一年前にようやく人事考課制度にメスを入れましたが、40代後半より年齢が高い人たちの圧力もあって、能力に比例した給料体系になり得ておらず年功序列（座っていれば給料が上がる）体質を脱却できていない中途半端な制度になっています。

JTCに勤務されている方が転職するときに気を付けるポイント

JTCだと退職金が間違いないなく支払われますが、おそらくどのJTCでも勤続10年程度では雀の涙程度の退職金ではないかと思います。

大卒（院卒）で勤続10年でしたら30代半ばです。転職するにはいい時期だと思いますが会社もそれはよくわかっているので退職金も絞りに絞って退職意思を抑制してきます。
勤続20年でも大した退職金は頂くことができない会社が多く、25年から30年でようやく退職金は1000万の大台に乗る会社がおおいだろうと思います。

ここで、「退職金をもらって住宅ローンを払えばいいや」と計画していた30代の転職を考えている人は良く計画を練り直して活動をした方がいいと思います。

結局住宅ローンであっても賃貸であっても、生きていく以上払い続けなければならない要素なのであまり深く考えてもきりがありません。しかし身の丈に合っていない家を購入された方は注意した方がいいと思います。