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【樹木医】選抜試験対策🌳

はじめに

このnoteは、樹木医資格の取得を目指す方々に向けて、少しでも参考になればと思い作成しました。私自身は、樹木医補制度を利用してR4年に合格しましたが、試験に関する新しい情報が少なく、不安を抱えたままの受験となりました。

応募から受験までの流れや、よく質問を受ける勉強法、試験のポイントだと感じた部分を中心に記しています。これから受験される方々が、安心して試験に臨めることを願っております。

私は短期集中型のため、2週間のつめこみ学習を選択しましたが、人ぞれぞれ業務経歴や基礎知識にも差があるため、試験のポイントを理解し、自分にあった勉強法を選択することが最も重要だと思います。

記事の最後で、自身の勉強用に作成した暗記シートと論述練習用の想定問題のデータを公開しました。ぜひ試験対策にご活用ください!

暗記シート参考(A4紙8枚分,300問以上)|PDF,Excel
 想定問題参考(25問)|PDF,Excel

※この記事の内容は全て個人の所感であり、試験の合否に関しては一切の責任を負いません。最新の情報は必ず事務局のHP等でご確認ください。

1.樹木医ってなに?

樹木の生理・生態を理解し、調査、設計監理、維持管理業務に精通し、診断及び治療をとおして落枝、倒木などによる人的、物損被害の抑制や後継樹の保護育成ならびに樹木の保護・育成に関する知識の普及及び指導を行う専門家です。

一般財団法人日本緑化センターHPより

造園業・植木生産業・林業・農業従事者、農業系メーカー、教職員、ランドスケープデザイナー、コンサルタント、ガーデナーなど。
緑に関わる幅広い職業の方が受験する資格です。

樹木医資格は、H3年度に林野庁の補助事業として発足しました。H12年には農林水産大臣の認定が廃止となり、現在は民間資格となっています。
H16年からは「樹木医補」の認定を開始し、大学等で必要な単位を取得すれば、実務経験1年で受験が可能になっています。
※R1年度に登録更新制度を導入。以降の合格者には5年毎の更新義務あり。

2.選抜試験の申込について

応募資格

①樹木の調査・研究、診断・治療、保護・育成・管理、公園緑地の計画・設計・設計監理等に関する業務経歴が7年以上の者

樹木医補の場合は認定後の業務経歴が1年以上の者

一般財団法人日本緑化センターHPより

※樹木医補の場合

樹木医補認定は年2回(4月・10月)です。
10月期認定の場合、樹木医選抜試験への応募は翌々年以降から可能となります。

大学等を卒業後、最速で資格を取得するためには、 4月中に樹木医補申請書類を送付し、翌年の応募資格を得る必要があります⚠️

応募手続き(書類審査!!)

例年5〜6月半ばが応募書類の受付期間になっていますが、記入箇所が多いため、書類のダウンロードが可能になったらすぐ着手すると良いと思います。R5年度の募集要項はR5年4月3日に更新される予定です。

1.樹木医研修受験者選抜試験申込書 ※顔写真
2.業務経歴書
3.業務経験事例 ※最大3事例、A4紙3枚以内
4.業務経歴証明書 ※勤務先のハンコが必要!(受験票による代替可)
5.受験手数料(¥15,000〜¥18,000)の振込票等
6.(樹木医補認定証のコピー)
7.顔写真もう1枚
8.裏面無地の郵便はがき(63円分)

http://www.jpgreen.or.jp/treedoctor/treedoctor4.html

樹木医は、診断書や説明資料など、書類作成の能力も求められる職業です。提出書類は選抜試験の審査対象となっているため、時間をかけて何度も見直すことが重要です。特に、業務経験事例は丁寧な文章作成を心がける必要があると思います。

〆切までに書類を郵送すれば申込は完了です。
不備がなければ、事務局から特に連絡はなく、7月初旬に受験票が送付されます。申込から期間が空くため、引越し等で受取住所が変わってしまう場合は注意が必要です⚠️

3.勉強法

選抜試験はどんなテスト?

「樹木医研修受講者選抜試験」(選抜試験)に合格した方が「樹木医研修」を受講し、実習及び資格審査(科目試験・樹種の識別に関する適性試験・面接試験)を経て樹木医資格を得ることができます。

一般財団法人  日本緑化センターHPより


選抜試験は、申込書類による業務審査と、筆記試験(①択一式 ②論述)の評価で合否が決まります。得点は一切公表されません。
合格すると、樹木医研修の受講資格を得ることができます。

①択一式(90分間)は過去問!

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