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診断書の真実:大病院が織り成す奇妙な手続きの舞台裏

(この記事タイトルは、ChatGPT-3.5 に作成してもらいました)

例の大病院に作成依頼をした診断書。無事、それが完成したことを確認したので、取りに行く。

今度こそ、これが最後の病院行きだろう……。

窓口でしばらく待たされた後、診断書とその様式のフォーマットとをクリップ止めで返される。様式のフォーマットというのは、当初、私から渡した様式だ。その際、念仏のように、早口でいろいろ説明があったのだが、保険会社には、このまま空の様式も一緒に出してくれと言われたような気がしたので、説明終了後に、改めてこちらからたずねる。
「要は、この診断書のみを出せばいいんでしょ?」

すると、窓口からは、
「いや、ですから、このフォーマットも一緒に出してください。」
と言われる。

やはり、そのように聞き取れたのは間違いなかったようだ。しかし、意味が分からない。単刀直入に聞く。
「すみません。この、白紙のフォーマットを一緒に出さないと行けない理由を教えてください。」

 

受付の女性が答える。
「このフォーマットは、保険会社からもらったものなので、そのもらった様式をコピーして、そのコピーした用紙に証明をしています。頂いた様式に証明したことの確認ができます。なので、このまま保険会社の担当者に、クリップ止めのままお渡しください。」

意味は分かった……が、そこまですることか?

――保険会社の人、患者、病院と書類が行き来して、どこかで書類のミスがあった場合に、少なくとも病院は巻き込まれたくないので、病院側が犯人ではないということを、この時点ではっきりとさせたいのだろう。お金も絡む話だし、このトラブルによって保険の給付が時間切れにでもなれば、病院が訴えられる可能性も考えられなくはない。

しかし、過去、
「こんな様式渡していない! 様式が違う!」
などと、トラブルでもあったのだろうか? 大病院なら件数も多いだろうし、大病院なりの自己防衛の手段なのだろう。

 

ただ、この受付の女性は、実は1つ嘘をついている。というのは、私が渡した用紙というのは、保険会社のホームページからダウンロードした PDFファイルを、私が自宅で印刷したものであり、その際、私の印刷設定が悪かったのか、右端の注意書きの文字が、縦半分うまく印字できていない。これは、再度印刷しようか迷ったのだが、枠外だし、注意書きだし、問題ないだろうと判断し、そのまま病院に渡したヤツなのだ。

それなのに、もらった診断書には、そのうまく印字できていない部分が、きれいに印字されているのである。まるで、AI の仕業かのように、ない情報が補完されているのだ。

このカラクリは、おそらく、この病院においては、実際はコピー機にかけず、私と同様に、ホームページなどから手に入れた PDFファイルがあって、その様式で証明したのだろう。……まあ、そんな細かいことはどうでもいい。私が見たところ、同じ様式のようなので、そこは大きな問題ではない。

 

さて、実際の私のこれからの手続きだが、その診断書を、保険会社のホームページにアップロードしなければならない。そして、病院の指示を守るのであれば、証明済みの診断書とその空の様式の2枚をスキャンしてアップロードしないといけない……。

……が、どう考えても、保険会社が必要なものは、証明済みの診断書のみだ。どうして、わざわざ、空の様式までアップロードする必要があるのだろうか? いや、当然に、私はそんなことはしない。

そして、当然に、証明済みの診断書のみで、保険会社の手続きも終わり、無事、給付金も支給された……。

最後の最後まで変わった病院だった。

これで、私の入院にまつわる投稿も最後になるだろう。

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