今年も日本アカデミー賞を観ていました。

昨年の岸井ゆきのさんの言葉もとても素敵でしたが、今年の黒川想矢さんの言葉も、ぐっとくるものがありました。

ぼくは、いま、二つの自分と戦っています。
役を演じられたのは運でしかないと思う自分と、自分の力でやり遂げたと勘違いしてしまう自分です。
毎回この感情の戦いに打ち勝って、常に優しい人間であり、俳優でありたいと思います。

早熟な人ほど思考の数も増え、悩むことも多くあると思うのですが、きっと多くの人の心を震わせる素敵な方なんだろうなぁと感じます。

人は年をとるほど人間として成熟する
かつてはそう信じていたのですが、黒川さんのような、これほど美しく透き通った心は、ある時からもうなくなってしまったように思います。

おそらく生まれた時には備わっていたはずなのですが、いつのまにか失われていました。

今年も素敵な言葉を聞けて、嬉しかったです。

生きながらにして演じる、彼の作品を見るのが楽しみです。

もつなべ

バナナってなんであんなに早く黒くなっちゃうんでしょうか。困りました…