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AMTRAK アメリカ鉄道旅

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アメリカ全土の都市を結ぶ長距離鉄道、アムトラックの魅力に迫ります。乗り方から各路線の情報などを詳しく記します。実際にアムトラックで鉄道旅をする方向けの記事です。
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記事一覧

Amtrak アメリカ鉄道旅 07 サウスウエスト・チーフ

Southwest Chief(サウスウエスト・チーフ)は、シカゴとロサンゼルスを結びます。 山脈、川や谷を越え、イリノイ州、アイオワ州、ミズーリ州、カンザス州、コロラド州、ニューメキシコ州、アリゾナ州を抜け、カリフォルニア州ロサンゼルスにたどり着きます。8つの州を抜ける旅、アメリカの西部開拓史をめぐる旅、景色はグラデーションのように変化していきます。西向きはニューメキシコ州とコロラド州の風光明媚な場所を昼間に走ります。車窓からとても美しい景色を見ることができます。 運行間隔

Amtrak アメリカ鉄道旅 01 アムトラックの旅

広大なアメリカ。アメリカを旅するには飛行機やレンタカーを利用する観光客がほとんどですが、全米を網羅する鉄道・アムトラックでの旅も面白いものです。この記事では20回にわたりアメリカの長距離鉄道アムトラックを利用した旅について連載していきます。さまざまな路線の魅力をお伝えできたら幸いです。 AMTRAKとは?アムトラックの詳しい歴史や会社の構造などは、専門のサイトにお任せするとして、ここでは、これからアメリカを鉄道で旅をしようと思っている旅行者、初めての鉄道旅をしてみようという

Amtrak アメリカ鉄道旅 02 アムトラックの路線

今回はアムトラックの路線についてです。 アムトラックの路線アムトラックは図のようにアメリカ全土を走っています。アメリカではシカゴが交通の起点となっています。日本でいう日本橋です。ここから全米の都市に放射状に主要路線が張り巡らされています。これらの路線とは別に各大都市間を走る路線も存在します。 代表的な路線ここでは、日本人観光客がよく利用する路線について記します。他の路線についても追って解説していこうと思います。 ・Empire Builder(エンパイア・ビルダー) 毎

Amtrak アメリカ鉄道旅 03 アムトラックのチケット購入・座席の種類

アムトラックに乗る目的は様々です。アメリカ大陸を鉄道で横断してみたい、ビジネスで都市を移動したい、夜のうちに都市間を移動したいなどなど。鉄道の旅を思いたったらまずアムトラックのサイトにアクセスしてみてください。いくつもの路線を詳しく紹介しています。そして列車の種類や座席のデザイン、食事の有無などもわかりやすく記載されています。今回は、アムトラックのチケットを入手するまでを紹介します。 アムトラックのチケット購入 チケットは、旅行代理店でも購入できますが、現在はネットでの購入

Amtrak アメリカ鉄道旅 04 駅について

アムトラックの駅について記します。 アムトラックに乗るには必ず駅を通ります。この駅が日本のシステムとはかなり異なるので戸惑う方もいると思います。今回は駅の使い方や乗り方をお伝えしようと思います。 乗車と降車 アムトラックの乗車駅は多数あります。街毎に個性豊かな駅があり、そこには出会いと別れがあります。ここでは使い方にフォーカスするため、大きく分けて大都市のターミナル駅と中規模なターミナル駅、途中の停車駅に分けて説明します。 ・大規模な主要駅(巨大なターミナル駅)  アメリ

Amtrak アメリカ鉄道旅 05 エンパイア・ビルダー

今回は、Empire Builder(エンパイア・ビルダー)について記します。 運行間隔:毎日運行 運行主要都市:シカゴ-スポケーン-ポートランド/シアトル 時間:46時間 シカゴから西海岸に向かう長距離路線には3路線あります。エンパイア・ビルダーはそのうち一番北を走る路線です。アメリカの西部開拓を行ったルイスとクラークが通った道とほぼ同じ場所を走り抜けていきます。列車の名称はこの開拓者たちからつけられました。初期の開拓者たちが見た美しい北米の自然を感じながらの旅となります

Amtrak アメリカ鉄道旅 06 カリフォルニア・ゼファー

California Zepher(カリフォルニア・ゼファー)は、シカゴとサンフランシスコのエメリービルを結びます。美しいロッキー山脈、シエラネバダ山脈、川や谷を越え、イリノイ州、アイオワ州、ネブラスカ州、コロラド州、ユタ州、ネバダ州を抜け、カリフォルニア州にたどり着きます。 運行間隔:毎日運行 運行都市:シカゴ - サンフランシスコ(エメリービル) 時間:51時間20分 距離:3,924km シカゴからアメリカ西海岸位向かう路線は3路線あります。このカリフォルニア・ゼファ