理想の1日をデザインする「未来日記」の書き方
未来日記って何?
あなたの理想の1日をデザインして、その通りになったとしたら―
人生めちゃくちゃイージーモードになるのではないだろうか。
未来日記はその名のとおり、未来を先取りして書く日記のことだ。
未来といっても、この場合は24時間以内の超・近未来を指す。
始めたきっかけは、取材だった
私がこの「未来日記」を書こうと思い立ったのは、取材で得た学びがきっかけだった。
株式会社KMJのコミュニティーディレクター、鈴木美帆子さんにお話を伺ったときのことだ。
鈴木さんはお話の中で、「いつも理想を思い描いて行動する」と語っておられた。
「1日の始まりには”こんな1日だったらいいな”と考えます。この取材も、あらかじめ理想を思い描いて臨んでいるんです」
そんなふうに教えていただき、これが夢をカタチにする人の思考法か……!と目からウロコがぼろぼろ落ちたことを覚えている。
鈴木さんのお話を聞いて、やりたいことリストを作り直した話はこちら
理想を思い描くことで1日がデザインできるなら、やってみようじゃないの!
そう思って、毎日書いていた日記に「未来」を書く試みを始めたのだった。
未来日記がもたらした驚きの効果
この未来日記、私にはものすごい効果があった。
びっくりするくらい1日が理想どおりになるのだ。
いつも翌朝に未来日記を読み返して実際の1日との答え合わせをするのだけれど、「この通りで書き足すことがないんですけど……」という気持ちになることがほとんど。
それくらい威力があるのが「未来日記」なのである。
やり方 私の場合
私は「10年日記」というアプリを愛用している。
無料で使えるのだが、PCでもスマホでも非常に使い勝手が良い。
未来永劫続いてほしいと願うアプリの一つだ。
朝起きたら、まずこの「10年日記」を立ち上げる。
起床時刻、室温を書いたあと、「今日1日がこうあってほしいな」というストーリーを書く。
たとえばこんな感じだ。
◎月◎日(日)
5時起床 20.5℃
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朝のうちにどんどん仕事をこなす。懸案だった◯◯の案件、構成がある程度固まってスッキリした。△△の案件も提出できてスッキリ。
お昼は家族で美味しいものを食べた。
午後は夫とお出かけ。映画を観て幸せな気分になったし、お茶しながらのんびり話せた。
早めにお風呂に入って、満足して寝る。
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そして、翌日に読み返し、どれくらい当たっていたか検証して、実際の日記を未来日記の下に書き足す。
基本的にはこれだけ。
未来日記を書くだけなら2分くらい、実際の日記も5分かからずに終わる。超カンタンである。
未来日記を成功させるコツ
この「未来日記」、コツがあることが分かってきた。
ミラクルは期待しない
軽いノリで書き、忘れる
1日のスケジュールと照らし合わせて書く
1つずつ解説しよう。
ミラクルは期待しない
「理想の1日をデザインする」とはいっても、自分が「こんなこと起こるはずがない」と思うようなレベルは実現しない。
たとえば、
「都内に行ったら推しの◯◯さんを見かけた」
とか、
「ダメもとで宝くじ買ったら、まさかの3億円当選だった」
とか。
基本的に「棚ぼた」は書かない、と決めている。
軽いノリで書き、忘れる
遊び半分、軽い気持ちで書いたものほど実現しやすい。
「こうだったらいいなー、知らんけど」
くらいの気持ちでサクッと書き、そのあとは翌朝まで見返さない。
1日を夢中で過ごしているうちに忘れている、そのくらいの温度感がちょうどいいみたいだ。
1日のスケジュールと照らし合わせて書く
書くときは手帳やGoogleカレンダーなど、あなたの1日の予定が分かるものと見比べながら書こう。
そうすることで、「今日1日を自分はこう過ごす」というイメージングができる。
特に仕事の予定やタスクは、これをやるかやらないかで達成度が大きく異なる。
感情も忘れず書く
引き寄せ関係の本を読むと、「感じたい感情をあらかじめ感じておくことが大切」と主張しているものが多い。
私にはそんな器用なことはできないのだが、未来日記に
「◯◯ができて、ほっとした」
「◎◎がうまくいって、スッキリした気持ちになった」
など、「出来事+感情」を書いておくと、その通りになる確率が高いように思う。
思い通りにいかないときは
未来日記の的中率はかなり高いといえども、もちろん100%ではない。
「こうなったらいいな」が叶わないときもあれば、書いてもいない想定外のトラブルに見舞われることもある。
そんなとき、
「なあんだ、これ全然当たらないじゃん」
「書いてもいないようなネガティブなことが起きるなんて最悪」
と思うかもしれない。
でも、私は想定外のネガティブこそが「重要なサイン」だと捉えている。
ちょっとスピリチュアル寄りな考え方かもしれないけれど、人生に無意味なことはない、というのが私のスタンスだ。
だから想定外のトホホな出来事は、必ずあなたに学びをもたらすためにやってきている。
私も、書きもしないイヤなことが起きることはある。
そんなときは「この出来事は、私に何を教えるためにやってきたのだろう」と考えることにしている。
未来をデザインする日記 まずはだまされたと思ってやってみて
ここまでお読みいただいたあなたはどう感じただろうか。
「理想を日記に書いただけで実現するなら苦労しないよ」
そう思った人ほど、だまされたと思ってやってみてほしい。
アプリ「10年日記」を使う必要はない。お手持ちの手帳やノート、何ならそのへんにある裏紙でもいい。
自分がやりやすいようにカスタマイズするのも大いにお勧めだ。
初期費用は0円。失敗のリスクはほぼないのだから、やってみて損はないはずである。
やってみた結果など、教えてもらえたら嬉しいです。
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