“あつみん流”誰でも書ける論文答案作成のためのシンプルなセオリー~答案の書き出し~

セオリー:『設問にオウム返しする』
セオリー:『何について,どの条文・制度との関係で検討するのか明示する』

(具体例:民法)
設問
 Aは,Bに対して,どのような請求をすることができるかについて論じなさい。
答案
 Aは,Bに対して,民法121条の2第1項に基づく原状回復請求として代金支払請求をすることができるか。

(具体例:民訴法)
設問
 裁判所は,貸金債権の存否について審理・判断をすることができるか。
答案
 前訴で確定した権利関係の存否の判断と矛盾抵触する判断を禁止することを内容とする既判力との関係で,裁判所は,貸金債権の存否について審理・判断することができるか。
 (又は)
 裁判所が貸金債権の存否について審理・判断することは,前訴で確定した権利関係の存否の判断と矛盾抵触する判断を禁止することを内容とする既判力との関係で,できないのではないか。

(具体例:刑法)
設問
 甲の罪責について論じなさい。
答案
 甲がVの腕目がけて花瓶を投げつけた行為について,傷害罪(刑法204条)が成立するか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?