続!“あつみん流”誰でも書ける論文答案作成のためのシンプルなセオリー~答案の書き出し【刑事訴訟法編】~

セオリー:『設問にオウム返しする』
セオリー:『何について,どの条文・制度との関係で検討するのか明示する』

(具体例①:強制処分該当性)
設問
 下線部①の行為の適法性について論じなさい。
答案
 下線部①の行為は,強制処分法定主義(刑事訴訟法197条1項ただし書)に反し違法でないか。


(具体例②:現行犯逮捕)
設問
 下線部①の行為の適法性について論じなさい。
答案
 下線部①の行為は,現行犯逮捕(刑事訴訟法213条,212条1項)として適法か。


(具体例③:逮捕に伴う捜索)
設問
 下線部①の行為の適法性について論じなさい。
答案
 下線部①の行為は,逮捕に伴う捜索(刑事訴訟法220条1項2号,3項)として適法か。


(具体例④:接見指定)
設問
 下線部①の行為の適法性について論じなさい。
答案
 下線部①の行為は,接見指定(刑事訴訟法39条3項本文)として適法か。


(具体例⑤:訴因変更の要否)
設問
 裁判所が,証拠調べにより得た心証に基づき,〇〇と認定して有罪の判決をすることが許されるかについて論じなさい。
答案
 裁判所が,証拠調べにより得た心証に基づき,〇〇と認定して有罪の判決をすることは,訴因変更(刑事訴訟法312条1項)なくしては許されないのではないか。


(具体例⑥:自白法則)
設問
 下線部①の証拠の証拠能力について論じなさい。
答案
 下線部①の証拠は,自白法則(刑事訴訟法319条1項)により証拠能力が認められないのではないか。


(具体例⑦:伝聞法則)
設問
 下線部①の証拠の証拠能力について論じなさい。
答案
 下線部①の証拠は,伝聞法則(刑事訴訟法320条1項)により証拠能力が認められないのではないか。


(具体例⑧:違法収集証拠排除法則)
設問
 下線部①の証拠の証拠能力について論じなさい。
答案
 下線部①の証拠は,違法収集証拠排除法則により証拠能力が認められないのではないか。

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