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フランスの暦話ー2016年10月

過去にお客様にお送りしたマンスリーカードの思い出話。今回は2016年10月、前回に続いてキノコ王様登場!目を閉じて思い出すだけで、香りが漂ってきそう・・・。

2016年10月のA table!

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メドックマラソンで訪れる、ボルドーの絶品ステーキのレストラン
注文を終え、前菜を堪能していると、横を忙しそうにスタッフのお姉さんが通っていきます。振り返るとカウンターに置かれたのは、山盛りのセップ茸。ごろごろ、太くて美味しそう。

もはや釘付け状態で写真を撮らせてもらっていると、お姉さんが一言、「初物よ!」。それは、食べないわけにいかない。全員一致の追加オーダーです。

キャセロールの蓋を開けると、ふわっと広がる秋の香り。まさに茸の王様、日本で言うところの松茸です。太くて立派だっただけに、味も濃厚で、美味しい!全員を唸らせる逸品でした。

セップと言えば、イタリア語ではポルチーニ。フランスでも高級な茸です。
ソースやリゾットで香りをたっぷり楽しむのが王道の食べ方ですが、友人のシェフたちは贅沢に「土瓶蒸し」にしてみたとか。松茸に負けず劣らず、かなりの美味しさだったようです。

私たちがご案内している旅にロワール地方のキノコ狩り体験があるのですが、そちらでもやはりセップを見つけることが最大の目的でした。発見した時の嬉しさもありますが、シンプルにソテーして食べた時の感動もまたひとしお。とても贅沢な秋の味覚です。(Kaneko)


2016年10月にあった、おもしろそうなイベント

ニュイブランシュ
第94回凱旋門賞(パリ)
モンマルトルのブドウ収穫祭(パリ)
サロン・ドュ・ショコラ(パリ)

*イベントは2016年の情報です。毎年同じ月に同じイベントがあるとは限りませんので、ご注意ください。最新のイベント情報については、各イベントホームページでご確認ください。


2021年の後追いばなし

先月に続き、キノコな話でした。セップ、ポルチーニ。日本でも高級な食材として知られています。
最近、ヨーロッパの味が恋しいこともあり、よくポルチーニの香りのオイルを使います。かける前にふわっと香りを楽しんで、仕上げにさっと。パスタが急に高級な一皿に変わります。
目を閉じて、ぷくぷくと太ったセップを思い出したりして。
フランスも日本も秋は美味しいものが続々登場する季節。
イベントも心躍りますね。

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