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イキウメ「人魂を届けに」を観に行ったよ。

早く起きてパン屋さんに行きたかったのに、起きれなかった。昨日寝たのが3時になったせいだ。外は晴れだった。6月なのに、真夏みたいな日差しだった。

シャワーだけ浴びて、化粧もせずに日焼け止めだけ塗りこんで外に出た。むし暑かった。
今日は夕方からイキウメのお芝居を観に行く予定があったので、午前中くらいまでには用事を片付けておかないといけないと急いでいた。睡眠が足りなければ、会場ですぐに眠りこけってしまうので、昼寝の時間も確保するためだ。

いつものパン屋に行って、明日、前の会社の後輩が家にやってくるからお土産用に渡す焼き菓子とパンを買いに行った。
あまり混んでなかったけど、食パンはなくなってた。その後、八百屋さんとお肉屋さんに買い物に行った。先週と同じ経路を辿ってるけど、先週いった道は遠回りしたみたいだったので、今日はちゃんと地図をみて行った。けど、結局あまり変わらない程度に歩いたし疲れた。一週間分の食材をたんまり買えたから良かった。玉ねぎ、にんじんなど重い根菜をたくさん買ったので肩がちぎれそうになるほど重たかった。夫の方が倍くらい重かったと思うけど、文句も言わず持ってくれた。ただ、文句は言わないけど、暑くて重くて、機嫌は悪そうだった。
汗がびっしょりだったので、帰ってシャワーを浴びて昼ごはんの準備をした。今週そうめんを探してる時に見つけた年越しそばを夫と半分こして食べた。お惣菜も買ってきてたので、コロッケやら唐揚げやら、豪勢な食事になった。
夫が片付けをしてくれてる間にソファで仮眠をとった。さっき起きたばかりなのに2時間も寝た。起きたら夫が出掛けていなかった。私は、夫が家にいると思って「めっちゃ寝たー」と呑気に夫に話しかけたつもりだったけど、誰もいない部屋で大きな声を叫んでるだけの人になった。

夕方になり、イキウメの「人魂を届けに」という舞台を観に出掛けた。ABCホールへは、10年前に八方今田の楽屋ニュースの観覧に行った以来久しかった。(もちろん楽屋ニュースはABCのスタジオの方だったけど)
梅田からタクシーで向かった。
「大階段の前あたりで止めてもらえれば」と
タクシーの運転手に夫は伝えたけど、
タクシーの運転手は、
「大階段?」とピンときてない感じだったので、「どこでもいいです」と夫は、若干イラッとして返答したら、少し手前で降ろされた。
別に良いのだけど、”ABCの大階段”という言葉で、「あそこか!」と絵が浮かぶ人なんて、関西の、特に若手お笑い芸人がでてる番組ホリックの人じゃないと分からないよ、と夫に伝えた。

終始静かに、丁寧に進む物語は、ホラーであり、私の現実でもあった。
魂が奪われる、魂を削られるとか、そういう比喩は昔からよく在るけど、劇中にでてきたセリフやシーンが、これ以上の正解はないっていうくらい的確だった。その概念をしっかりとした輪郭を持って理解してしまった私は、これから随分と生きやすくなるだろう。

2時間みっちり集中して観終わった後、阪神百貨店のグリルロンで晩ご飯を食べた。まだ半分身体がABCホールに置いてけぼりになっていたから、言葉が出てこなかった。お腹は空いていて、赤身のお肉が食べたいと思った。お店には鉄板にのってるタイプのものしか置いてなかった。鉄板にのってでてくるタイプのお肉は油が飛び散るし、鉄板が熱くて危ないから嫌だったのだけど、どうしても赤みのお肉が食べたかったから仕方なかった。
案の定、また運の悪いことに左手にサラダのおわんを持ったまま、鉄板に左の指が触れてしまい、びくんとあまりの熱さにびっくりする腕と連動して、サラダのおわんがぶわっと揺れた。すると、キャベツやらレタスやらがテーブルのまわりと床に飛び散った。大丈夫?と夫は心配した。あまり大丈夫じゃなかったけど、とっさに「大丈夫」と私の口は伝えていた。
指がじんじん熱かったけど、何ともないような顔して机も床もきれいに掃除した。
服にも飛び散ってたけど、前掛けをしてたから汚れなかった。ありがたい。

家に帰って、超お気に入りのH+Heliotropeで買ったパンプスを磨いてからしまった。
朝、観れなかった正義のミカタを観たり、コーヒーを淹れてGODIVAのコラボスイーツを食べたりしてたら、だんだん地上に意識が戻ってきたので、さっきみた舞台の感想を夫と話し合った。
今日は13,000歩も歩いて疲れていたからすぐに入眠できた。

2023.6.17土曜日

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