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武士道

武士道とは
・世のためを思い
・他人を敬い
・精進を怠らない

誉田哲也著作 武士道ジェネレーション より

誉田哲也さんの著作、武士道シリーズは4作。
高校生の女の子が剣道を通じて人間的に成長していく姿を描いたスポーツ根性な娯楽小説です。
効率的に成果を得る、結果にだけコミットでOKと考えがちな現代と感じます。
でも、結果より大事とも言えるのが過程であり、体験から得られる人間的成長であることを、思い出させてくれた作品です。
僕は40代後半の自分を生きています。
自分自身や、同年代の方、あるいは年上の方にも「人間的幼さ」を感じることがあります。
これって、成果主義に代表される世の中の影響を受けている気がします。
過程はどうあれ、結果が良ければOK、
結果が良ければどんな内面、精神性、哲学を持っていても関係ない…。
それを繰り返していると、人間的成長はほどほどな気がします。
自分の判断や選択に「武士道」はあるか。
「勝ち負け」より「勝ち方」「負け方」、結果に至る過程で得られる在るべき心の持ち方、立ち振る舞い、行動や言葉、表情。
この作品を読んで、日々の生き方に「武士道」を感じるようになった気がします。

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