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完璧とは

必要な要件を全て備えた状態が「完璧」。
確かにその通りですよね。

さて、僕の好きな自動車メーカーはイギリスのロータスという会社です。
この会社の創業者であるコーリン・チャップマン氏は仏教思想や東洋哲学に感化された方らしいです。
自社の名前をロータス※にしたのは、その影響でしょうね。
ロータス社の商品コンセプトには「Less is more(レス イズ モア)」「Simple is best(シンプル イズ ベスト)」の考え方があったようです。
無いことがより良い、ミニマリズム的考え方です。
この視点から見ると、これ以上は省けないところまでムダを省いた状態が「完璧」と言えるようです。
色々な商品・サービスに、多機能、高機能が求められがちな世の中ですが、あえて真逆の価値に注目することも必要な気がするこの頃です。
かつて、ロータス社の製品には、そんな無骨な「完璧」への追求がありました。
僕の好きなロータス社の製品も、すっかり全部載せ側の「完璧」側に宗旨変えしちゃったように見えて、ちょっと寂しい最近です。

※ロータス(lotus); 蓮

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