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引っ越してから1ヶ月が経った

引っ越してから1ヶ月が経った。毎日おだやかにたのしい。とても良いことだと思う。
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新居の音に関する話。

新居は線路沿いにあって、踏切が近くにある。引っ越しの準備で実家から新居に足を運んでいた時、新居と、駅前のスーパー、ドラッグストアを往復する日があった。新居は踏切から少し離れているので、家の中にいる分には踏切の音は聞こえないけれど、その日は踏切を何度も渡ったので、夜、踏切の幻聴が聞こえた。あ、これはやばいかも、と思った。私はHSPなので(どうやら自分はHSPらしいということを最近知った)、光や音や振動に敏感だ。毎日踏切の音を聞くようになったら、やばいかもと思った。でも、結局踏切の幻聴が聞こえたのはその日の夜だけで、その後新居に行っても平気だったし、実際に暮らし始めてからも平気だ。一日に何度も往復することがなければ大丈夫らしい。

電車の走行音は、家の中まで聞こえる。家事をやっていたり恋人と一緒にいる時は平気だけれど、一人で何もしていない時、たとえばこうやってnoteを書いている時などは、気になっていた。でもすぐに慣れた。

真上の住人は小さい子どもがいる家族で、引っ越しの挨拶に行った時「小さい子どもがいるのでうるさかったらごめんなさい」と言われていて、姪っ子大好き叔母さんとしては「いやいや全然平気です子どもは元気が一番ですから」と思っていたけれど、実際昼間一人で家にいると子どもの走り回る足音が結構聞こえて、正直イライラした。下からドンッとやり返す人の気持ちがほんのちょっと分かってしまったし、もし上の人とすれ違ったら「毎日元気でいいですね」と京都人ばりの嫌味を言ってしまうかもしれないと思った。でも、無職で昼間家にいる時間が長い自分がいけないんだと思ったし、これも徐々に慣れていった。慣れってすばらしい。
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あたらしい町に住むということ。

馴染みのないスーパーやドラッグストアを利用するようになること。そこのポイントカードを作ること。お店のLINEを友だち追加すること。

ゴミの分別方法が変わること。配達員に建物を間違えられて電話で説明すること。

よく行く駅が変わること。歩いて行ける距離に巨大ホームセンターの集合体があること。地元の車が狭い道でめちゃくちゃスピードを出すこと。自転車に乗るようになったこと。

かかりつけ医が変わること。かかりつけ医を探さなければいけないこと。

チェーンの飲食店はほぼ皆無だけれど個人の飲食店は結構あって、開拓が楽しみなこと。小さい駅なのになぜかチョコザップがあって、いつ見ても利用者が必ずいること。好きなコンビニが近くにないこと。

転入手続きで役所に行った時、役所の人の対応が良かったこと。町の紹介や防災マップなどの資料をくれたこと。
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良い町に引っ越してきたなと思う。

1ヶ月経って大分慣れてきて、町のことも分かってきたけれど、でもまだまだで、30年住んだ地元と同じようにこの町を知るには、10年くらいかかるのかなと思う。

実家ではほぼやっていなかった家事をちゃんと毎日やるようになり、恋人と自転車でデートをするようになった。

変化をゆるやかに受け入れて慣れていって、それが日常になることのしあわせ。ささやかなしあわせを感じながら、日々暮らしています。

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