あらたまき

今、出逢えてよかったね

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思い出

彼と別れてから色々と気持ちに整理がついて、彼との思い出も物を整理しようと箱を開けた。 淡々と思い出を分けていった。 なんの感情もない。 静かな静かな作業。 ダンボールの底と小さな思い出たちの擦れる音。それだけが響く、機械的でとても優しい懐かしい空間。 ふと、1枚の写真を手に取る。 仕事終わりに行った公園で、 観覧車に乗った時の写真だった。 観覧車のオブジェの前に立たされて ニコニコの係員さん達が撮ってくれた 彼とわたしが写っていた。 お揃いのパーカーを着ておちゃらけた顔の2

    • ゆきどけ

      今年の春は雪が溶ける間もなく過ぎていき もう梅雨に浸かりはじめている気がする。 もわっと降った雨上がり あの子が泣き腫らした鼻の先みたいに ほんのり空は赤らんで 春の優しさとは違う、生ぬるい空気が まだ忘れさせないよとたまに 強く冷たい空気を含んで 今日も私の帰路を晒す あなたと離れて1年が経ちます。 生きていますか。 泣いてませんか。 私は元気です。 もう冷たい春に あなたを思い出すことはありません。 今年もまた夏が来る。

      • あたしは上手く生きられない

        きちんと割り切ったり 気にしない様にしたり もやもやを水に流したり そうやってあたしは 上手く生きられないけど 一生懸命生きてるつもり そうやってあたしは 上手く生きられないけど 丁寧に生きてるつもり みんなに愛情を注ぐことしか できないけど これからも生きてみるつもり

        • 放っておいてよ

          太陽が嫌い。 晴れの日を作るから。 晴れの日は嫌い。 外は暖かいよ、と焦らせるから。 暖かい陽が嫌い。 あたしの冷たさを浮き彫りにするから。 あの日差しが嫌い。 みんなに平等にスポットライトを当てるから。 太陽なんか大っ嫌い。 頑張っているあの子のことも 止まったままのあたしのことも 平等に光を当てるから。 写真:夢見る図書館さま

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        記事

          とっても長い夢を見ていた気がする。 まるで玉手箱を開けた後のような、不安と戸惑いと、だけど少しワクワクしているような中にいる気がする。 愛する人を愛して別れ、また愛を見つけて優しさに触れて、自分の声を聞いて、私は今ここに立っているんだと思う。 ただいま。

          しとしとと降る雨が嫌い 細かく冷たく浸透して 静かに静かに私を浮き彫りにする お天道様が見ていない時くらい 私のことなど放っておいて いっそのこと乱暴に 地球が溺れるくらいの雨を降らせて 街の汚れに紛れて 一緒に流されてしまいたいの

          文字なんて

          文字なんて 小説なんて なんでも知ってるようで なんにも知らないくせに なんでも語ろうとする キライキライ それでも今日を 愛して止まない 最近のあたし

          文字なんて

          赤いある夏の夜

          ふわり、ふわりと 夏の夜に酔った夜 なんとなく通った改札 なんとなく立っていたホーム ふわりふわりとなんとなく 5分後に来る電車を待っていた 楽しそうな若者の 夜を照らす笑い声 くたびれたスーツの 夜にもたれるサラリーマン きっと彼にも彼らのような瞬間があって きっと彼らも彼のような未来が来るかもしれない びゅおっという風と共にやってきた電車は それはそれは綺麗に真っ赤で 小学校の頃飼っていた 赤い金魚を思い出したんだ 君は私に何か伝えたのかな 伝えたかったことは 伝

          赤いある夏の夜

          とことん自分を愛せばいい。死ぬほど自分を愛していい。

          とことん自分を愛せばいい。死ぬほど自分を愛していい。

          外見に囚われるな

          外見に囚われるな

          いつだって私の横には劣等感と承認欲求がいて、それを支えてくれている人がいて、生きている人がいて、この世に生まれた全ての人の為に私は生きたいんだ。欲張りなんだ。

          いつだって私の横には劣等感と承認欲求がいて、それを支えてくれている人がいて、生きている人がいて、この世に生まれた全ての人の為に私は生きたいんだ。欲張りなんだ。

          大好きなあなたへ

          割り切れる男は嫌いよ そんな器用じゃなくていいの 優しい笑顔の男は嫌いよ 愛嬌は女の子だけのものだもん いつだって男は嫌いよ 私が守ってあげたいの もっと頑張らなくていい もっともっと弱くていい もっと自分に優しくしていい 思う存分泣いていい 私にだけは甘えてよ 隣でずっと支えさせて ................................................................ 写真:Tome館長さん 男女関係なく、強い人って

          大好きなあなたへ

          映画『軍中楽園』

          今日は夜勤明け。 朝のひんやりした空気の中 うつらうつらとしながら家路に着く。 重い頭を首ひとつで支えながら たん、たんと階段を登る。 ガチャリと鍵を開ける。 扉の奥でおいで、と ベットが優しく迎えてくれる。 その場で着ている服を脱ぎ 下着で布団の中へもぐる。 ひんやりしたシーツが私の体温で 緩やかに暖まっていくのを 素肌に感じながら 夢の中へ落ちて行った。 目が覚めたのは15時頃 カーテンを開けると 雨が降っていた。 薄暗い光が部屋の中に のそのそと入ってくる。 ぼんやり

          映画『軍中楽園』

          G美:男女の友情について

          男女の友情って、存在しますか? 先日、友人だと思っていた男の人に、胸を触られました。酔っ払って私が彼の肩に寄りかかっていたんですが…。 友達だと思っていたのに。あんなに仲が良かったのに、今更急に男を出されても困ります。今まで通りにしたいけど、もやもやが消えません。 モコちゃん: 親しき中にも礼儀あり。 セックスを しない、させない、したいと思わせない 親男女の友情は、この3つの礼儀が必要なんじゃないかしら。 お酒が入った男の方に寄りかかるなんて、お腹を空かせた

          G美:男女の友情について