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インドで建てられてゆく家

インドのデリー横の街グルガオンで住むわたし、なにげに近所の家を定点観察していた。

私の住む近くでは、何軒も新しい物件が建てられている。家賃は上昇しており、経済的に豊かになっている証なのだと思う。

近隣で建てられる家は、4階建くらいのアパートが多く、どこからともなくやってきたご家族たちによって作られてゆく。
ご家族たち、と言ったのは、日本で言う建築時の日雇い労働者的な人が家族単位でやってくるからだ。彼らは作りながら、その屋根や骨格だけができた家とも言えない家に住み、子どもたちは遊び、女性たちはレンガを運び、男性はハシゴを登って作業をしている。

もう定点観察をしていた場所から引っ越したので、その様子を公開する。
(ほんま誰がブログ見てるかわからんからね。近くに住んでる人にバレるかもしれへんしさ。え?だれもストーキングせえへんって?わからんやないか笑)

2022年6月

木の突っ張り棒みたいなんで上の階を支えております。ここを作業する人が行き来してるからね。ほんま過酷な環境。ヘルメットとかしてへんし。

2022年9月

とりあえず、屋上までレンガが伸びてきた。

大きな柱的な最上階までに及んできた。

2022年10月

基本、命綱ない。ほんまに危ない。

2022年11月

コンクリートが塗られてきた。
そして空の色よ。野焼きの影響か、空気が悪いねぇ。

2023年1月

レンガが見えなくなった!
この後かな、壁中おまじないみたいな、カラフルなヒンディー語で何かがブァーっと書かれていた。(写真撮るの忘れてた)

2023年3月

最近は木の感じ出すのが流行ってるっぽい。
このマンションもそう。

2023年6月

もう、いよいよ完成!
ではあるが、1年経って、まだ完成してない。
というか観察を始めた昨年6月にはもう出来ている部分があったわけだから、それ以前に始めているはずだ。約2年で完成という感じかな。

こういうの見てると、どんなに綺麗に形どられた建物もレンガで出来てて、人の手で一歩一歩つくられ、鳩のふんにまみれ笑、作られてるのだと思う。

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