河童になって覗きたいインド

私の人生に影響を与えた読書体験は、同時に旅行体験でもあった。

10歳の時の私といえば、終わりの見えない退屈な小学校生活にとにかく飽き飽きしていた。やることと言ったら、自転車で行ける範囲をひたすらぐるぐるするか、友達の家でDSに興じるか、家に帰って延々と教育テレビを見るだけ。図書館の本もあらかた読み終わってしまったある退屈な放課後、父が数冊古ぼけた文庫本をくれた。図書館の本よりずっと刺激的な背表紙

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右手がずっと暖かい

彼に最後に会った日、別れ際に手を握ってくれた。

『帰ってくるまで大丈夫でおってくれ。

子どもたちを守ってくれ。

今のうちに俺をいっぱい感じてくれ。』

そう言って右手を握ってくれていた。

『今からあんたと酒飲みたいなぁ。

もう一回したいなぁ。』と言ってるけどわたしのおごりだから、もう財布が空っぽだったので無理だった。

子どもたちを両親に預けているというとってつけたような理由を自分の心に

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インド怖い

大変なことがありました。

インドにいる彼から、助けてくれって言われてます。

彼は、携帯の画面が壊れてるから多分このnoteも見れないと思うので、やっぱり、彼とのことを書いたのを下書きから戻してみます。

今、インドに滞在して2ヶ月目。

2ヶ月間ずっと音信不通でした。

着いた当日に空港のタクシー乗り場で騙されて拉致されて、お金を盗られてしまい、わたしには言わなかったけどきっと酷い目にあってま

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インド・コルカタにあるもの

バングラデシュの濵田です。
本題に入る前に少し小話を。

先日、重量オーバーでエレベーターのブザーが鳴るということが起こりました。
エレベーターのキャパは下記の写真の通りです。

ブザーは7人目の方が乗った時に鳴りました。
よって、その時点で平均体重は90kg超えということですねー。
  
私、バングラデシュに来て太ったのでしょうか...

はいはい、無駄話はここまでにして本題に入りましょう。

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アーユルヴェーダのトリートメント待ちタイム-趣味と治療のために、初インド、初アーユルヴェーダ(9)

トリートメント待ちタイム

診察の時にドクターから、私の
「トリートメント時間は、16時半です」
と言うお知らせがありました。

ランチを食べ終わってから、初トリートメントにワクワクしながら、トリートメントの時間を楽しみにしていました。

ライブラリにある日本語の本を読んで過ごし、
16時過ぎになってそろそろトリートメントの時間だなぁなどと思いながら、
何か準備するのか、
待ってればいいのか、そわ

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【第2週目】インドのインドを地方から

■ 6月30日(日):美味しいイタリアンに癒される

 インドに来てから早くも1週間が経過した。今の所は特に生活に支障はないけど食べ物が合わない。でもこの日は初めてインドールの市街へ来た。

 市内最大のC21 Mall ( 地図参照)にはマクドナルドやKFCがあり, もはやそれだけで感動した。奇跡だ。しかもマクドナルドにはベジタリアンのためのバーガーがある。見た目も一般的な日本人が想像する「ベジ

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【雄手舟瑞物語#13-インド編】仕事2日目、そして客引きの手口について(1999/8/1)

昨日は初仕事だった。給料を貰えるわけではないが、飯代と宿代、もしくは家に泊めてくれるという約束で、デリー市内のツーリスト・オフィスで客引きの仕事を始めた。別に喜んでやることになった訳ではない。40日間あるインド一人旅の最初の3日で所持金の大半をボッタクられてしまったから、致し方なく自ら雇ってもらったのだ。10日くらいお金を使わなければ、残りの20日間はやって行けそうな計算だ。

だからといってボッ

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サムズアップ

インドに“Thumbs up”という飲みものがある。言うなれば、インド版コカ・コーラ。味も色も炭酸の強さもコカ・コーラとさほど変わらない。だから別に、飲み慣れたコーラを買うのでもいいのだけれど、いつもサムズ・アップを手に取ってしまう。旅ってそんな感じだ。

「インドは価値観が変わる」。みんなそうやってインドのハードルを勝手に上げるものだから、私も初めてのインドが少しこわく、事前の情報収集に力が入っ

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