夢の音楽デバイスは、いつ登場するのか?
中学生・高校生時代にものすごく欲しかったものがある。
それは私が「あの曲が聴きたい!」と思った瞬間に、その曲を再生してくれるポータブルのミュージックプレイヤー。
というのも、通学中に音楽を聴く事が最大の楽しみだった私は、いつもどの曲をウォークマンに入れるか、遅刻ギリギリまで悩んでいた。確か中学生になりたてのころは、カセットウォークマンで、途中からMDウォークマンに変えた記憶がある。MDは小さいので、複数枚をカバンの中に入れれば済んだが、カセットテープはかさばるので1テープ入魂!の状態だった。
「いつでも聴きたい曲を、爆音ですぐに再生したい!」と切実に思っていた。
当時の私が真剣に考えたのは、
頭の中で思い出した音楽が、奥歯をカチン!と噛むことにより、電気信号に変わり、それがキックとなって好きな音源を自動的に再生してくれる。音源は私がその楽曲を聴いた記憶にアクセスして、それが物理世界で爆音で流れる、という仕組み、だ。
つまり、「歯スイッチャーポータブルミュージックプレイヤー」。何故キッカーが「歯」だったかというと、ハンズフリーにしたかったためだ。
ドラえもんもびっくりだ。笑。
その昔、fotus(フェトウス)とうサイバーファッションのブランドがあった。※画像はGoogle先生検索から拝借。
fotus(フェトウス)のデザイナーさんがインタビューで「人間の感情が、服の色に反映されるようなものがあったら面白い。嬉しかったら赤色、悲しかったら青色に変わる洋服を作ってみたい。」というような事を話していて、「それの音楽バージョンが欲しい!」と思ったことがある。感情や想いも(多分だけど)電気信号なので、何とかうまい事アウトプットできないの?!と漠然と思っていた。
それに今、最も近しいものが私の中ではSpotify。
パーソナライズされたレコメンド機能をもっているので、「これ、あなた好きでしょ?次、聴きたいんでしょ?」「世代なんでしょ!ツボでしょ?!」という感じで、ドストライクな提案を私にしてくる。また、あんな膨大な情報量(データベース)の中から、1秒もかからずに好きな曲を即時再生してくれるんだから驚きだ。
↓の本もとても面白かった。
中学・高校の時は「ちょっとSFみたい。映画の Back to the futureみたい」と思っていたが、いつの日か「歯スイッチャーポータブルミュージックプレイヤー」が発売される日がくるかもしれない。
と、少々偉そうに書きましたが、研究者・開発者になろうとまで深く思ったことはなく「誰か作って~!」といった感じの、他力本願な私でした。
※TOPの写真はコミュニティからお借りしたのですが、写真を観た瞬間、エモさが爆発!懐かしい・・・!
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