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緊急地震速報と忘れていた過去の記憶

夕飯時、
テレビで流れた緊急地震速報

いつ聞いてもビクッとする音

スマホは鳴らない

震源地から離れていた

でも、なんとなく怖くて
身構えた瞬間

愛猫の耳がピクっ

くる!
ペキッと音がして
揺れました。

ほんの数秒で
揺れはおさまりました。

震源から離れてたというのに

スマホを開き
娘と息子にLINE

「大丈夫?」

数分後
「大丈夫」
「え?地震?」
返信がきた

小さな揺れだったけど
やっぱり家族が離れていると心配に。

最近、地震が多いな…

新年度が始まり、家族の新しい日常が始まり
私の一人時間が増えました。

気を使わない時間…

だけど
地震の時は
ちょっぴり怖くて…

家族がいれば
まず、家族を守るため
自然と体が動き、冷静に判断しょうと頭が動き出すのですが…

一人だとどうしていいか分からなくなります。

一人の時間が増えたことで
一人の不安も増えました。

ふと
子どもの頃
一人で留守番していた時の事を思い出しました。

母と妹は近所のスーパーに買い物に行っていました。

私はこたつに足を突っ込んで寝ていました

揺れは突然きました

グラグラ揺れる部屋

当時、団地の3階に住んでいました。

揺れ方は尋常じゃない

揺れはなかなか、おさまらない
こたつから出る事もできず、
頭だけはと近くにあった座布団を
被りました。

元々、扉の調子が悪かったタンスがカタカタと…
こたつから出れない私は押さえることもできずにただ見つめているだけでした。

バタバタと扉が揺れました。

次の瞬間
ゴトっという音ともに
扉から人形が落ちました。

人形は首が取れて
首が私のそばまで転がってきました。

ホラー映画さながらの光景

怖すぎて
泣く事も声も上げれずに
固まっていました。

揺れがおさまっても
動けずに
天井をぼーっと眺めているしかできませんでした。

「ただいま!大丈夫?」

母の声が玄関から聞こえました。

「凄い地震だったね、スーパー凄い事になって…」
母が私を見て絶句。

こたつに仰向けに寝て、天井を見つめ泣いている娘
横には人形の首

何があった!そうなるよね

「怖かったよ〜」
やっと、口から出た言葉は
おかえり、でも、地震大丈夫だった?でもなく、怖かったよ、でした。

母にこたつをずらしてもらいながら
ゆっくりとこたつから出ました。

母と妹もスーパーで大変だったらしいです。
大混乱するスーパー
誘導なんてなくて、必死で逃げたらしいです。

暫く忘れていた記憶
大波に揺れる船に乗ってる感覚
(ちなみに台風が近づいていて大しけになってしまった船に乗った事あり)
転がってきた人形の首

一人の時間が増えて
忘れてた記憶が蘇るようになって
怖さも倍増してきているような気がしてます。

地震の備え、大切だなと
改めて思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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