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数字で見る日プ女子投票結果推移と分析 デビューの条件とは

すっかりはまってしまった日プ女子。
感情的なものはおいておいて、発表されている投票数などの数字から、デビューメンバーに選ばれるための必要だったものは何だったのか分析していきます。


全投票数

まずは全投票数の推移です。
投票は4回に分かれて行われました。
第1回は101人(辞退者5人)から51位以下が脱落。
第2回は50人から36位以下が脱落。
第3回は35人から21以下が脱落。
ファイナルは20人から上位11人がデビューメンバーに選ばれるというものでしたね。

総投票数推移

一日あたりにおおよそ何人が投票したか計算しました。
相当投票数÷投票機会数÷ピック数で、1日あたりの投票した人数が計算できます。

投票機会数は1人が投じられた最大回数の意味です。
公式ホームページとLEMINOから2票/1日×日数
更にファイナルの日は朝7時まで投票できた上に放送中は投票数が2倍となりましたので、ファイナルの当日だけで6票投じることができたと計算しました。

そこから割り出した1日あたりの投票人数は表の通りです。
毎回173%~194%と増加、1回目から計算するとファイナルは640%も増加したということになります。

増加の理由

増加の理由として考えられるのは番組そのものが人気となった。
それぞれのファンが投票依頼を盛んに行った。
中には他の界隈に投票交換を行ったり、端末を買ってまで投票した人もいるといいますのでその熱によるものでしょう。
この数字の増え方を見るだけで、加熱していった様子がわかりますね。

デビューメンバーの票数と1日辺りの投票人数

メンバーごとの投票人数

デビューメンバーのファイナルの票数から1日辺りの投票人数を計算した表です。
12位以下の得票が発表されていないため、11位と12位の差がどれぐらいあるかはわかりません。
しかし、1位から11位までの票数と相当投票数は発表。
そこから計算すると、12位から20位までの合計票数は3,542,167。
それを9人で割ったひとり辺りの平均票数は393,574票。
1日あたりは16,399人となります。

平均の票を取っていたメンバーがデビュー圏内に入るには1日7000人の投票者を増やせばよかったということになります。

SiMを買って番号があれば、アカウント登録できて投票できるという話もありましたので、SiM買って、投票してもらうバイトを雇い、1アカウントの経費が1万円としたら、7000万円が必要。
そういった操作でデビュー圏内に入るには難しいとも言える金額であり、票数であるともいえそうです。
更に20位までに残るためにも経費が必要となってくるため、そういった操作ではどうしようもならないほどの票だったとも言えるかと思います。

順位推移

順位推移

デビューメンバーの順位推移を見てみると今回は波乱がほとんどなかったことがわかります。
①途中順位で5位以内に入った練習生は最終デビューメンバーに入ってい る(中間順位発表でも5位以内に入った練習生も同様)
②最低順位は第1回37位(96人中)の飯田栞月、第2回20位(50人中)の同じく飯田栞月。第3回は14位(35人中)の山本すず。山本すずはベネフィットがなしだと17位。
③第3回順位のデビュー圏内11人中10人が最終デビューメンバー入。

波乱がなかった要因のひとつは、ファイナル前に中間発表がなかったことも大きいと思われます。

デビューメンバーのレベル

クラス分け

レベルクラス

番組最初に行われたレベル分け
AクラスからFクラスまで分けられたわけですが、デビューメンバー11人のうち5人がロイヤルA(最初もA 再評価もA)。
8人がA経験者でした。
デビューメンバーに入るにはまずはレベル分けでAクラスに入ることが重要といえそうです。
注目すべきは未経験だった村上璃杏、佐々木心菜がBクラスだったこと。
未経験だからといってFクラスとかでは厳しかったと言わざるを得ません。

デビューメンバーは国民プロデューサーと呼ばれる我々一般視聴者の投票によって決定されます。
ですので、このレベル分けのクラスは直接的は投票には関係ありません。
しかし、投票時にレベルが高い練習生を選ぶという傾向はあるでしょうし、推しやすいということは多いになると思います。
番組を見ててもレベルの違いというのは一般にはわかりにくいものと思われますが、プロのトレーナーが評価したということで推しやすくなるということはあるでしょう。

飯田栞月はレベルはD→Cでしたが、音大に行っている。
宝塚を受験していたなどの紹介もあり、慣れてないだけでポテンシャルが高いと思われていたことでしょう。
逆にデビュー経験があったり、過去にオーディション番組に出演した練習生がレベル分けでC以下と評価されてしまったら、応援しようと思ってた人も熱が下がると思われます。

笠原桃奈は最初にAを獲得、再評価でもあっさりA評価をもらったことが最終的な大きな票数になったと思いますし、加藤心はもしA評価でなければ、11位に入ることは厳しかったと思われます。

バトル順位

次にグループバトル、ポジションバトル、コンセプトバトルの順位を見てみます。

単純に票数の順位で太字がデビューメンバーです。
各バトルの票は現地の観覧者によるものです。
どこかで1位となった人は最終デビューメンバーに入っていること。
96人全員で行われたグループバトルの上位5人のうち4人がデビューメンバーに選ばれているところは興味深いです。

練習生順位

練習生順位

最初に紹介された練習生が練習生に投票した練習生順位。
顔を隠した状態だったなどとのコメントも確かありましたよね。
デビューメンバーが練習生順位の上位10人に4人入っていること。1位海老原鼓、2位高見文寧が入っていることから、顔を隠した状態のパフォーマンスでも感動を呼ぶ練習生はデビューに近いと言えそうです。

逆に50位以下に6人もいること。
レベルAの櫻井美羽、加藤心、石井蘭がいることで、アピールしきれないものが練習生評価にはありそうです。

人柄センター2位加藤心、ビジュアルセンター2位櫻井美羽、佐々木心菜とデビューメンバーが入っていることを考えると、パフォーマンスだけでなく、何かと練習生の中でも目立つ人、存在感がある人がデビューメンバーになりやすいとも言えそうですね。
最初のリープハイのセンターは櫻井美羽でした。

ベネフィット

各バトルのルールで多く得票を獲得すると与えられるベネフィット。

各バトルのベネフィットの票数は表の通り。
飯田栞月、佐々木心菜はベネフィットを一度ももらうことなくデビューメンバーに選ばれています。

個人的な感想ですが、ベネフィットは直近の目標としてはいいですが、最終的なデビューメンバーに選ばれるという目標にはほとんど意味がないと言わざるを得ません。
ベネフィットが必要なのは各順位発表で脱落のライン近くにいる人であり、最後のデビューメンバーに選ばれるような順位の人たちは一度もそのようなラインになったことないからです。
逆に、第3回の加藤心のようにベネフィットなしだと10位にも関わらず、ベネフィットのために8位となり、ファンダムの危機感が薄れる方が危険とも言えます。
もちろん、魅力的なパフォーマンスを見せて、多くのファンを獲得していけばデビューに近づくわけなので、ベネフィットの得票は直接関係なくても、良いパフォーマンスをすることは重要。
ベネフィットを獲得したことはファンの勢いになったこともあるでしょう。

シェア率の推移


上位20人のシェア率

最終的に20人の練習生から11人が選ばれるので、各投票ごと、上位20人の総得票数から、各練習生が何%得票を取っていたか、シェア率の表です。
赤文字は1%以上の上昇、青文字は1%以上の下落。
黄色背景は2%以上の変化。
最終的に5.10%獲得すればデビュー圏内に入れたということで第1回~第3回までで5.10%未満を斜体にしています。

票数はその回によって総数があまりに違いますし、順位は相対的なものなので、各練習生の人気があがっているかどうかまではわかりません。
このシェア率の上下で人気があがっている下がっている、1pickは弱いなどといったことが掴めるかと思います。

笠原桃奈は1回目か8%をこえていて、2pickになったらシェア率を更にあげて10%オーバー。
その勢いでファイナルで圧倒したということがよくわかります。

村上璃杏は第1回から第2回とシェア率をあげ、第3回では4%以上の増加。
ファイナルではシェア率は落としたもの位でした。

飯田栞月は毎回シェア率をあげたことになります。

佐々木心菜は第1回めから1%以上の変動なしの安定感。
一度も5.10%を割らなかったのは笠原桃奈、櫻井美羽、佐々木心菜の3人だけです。

表の下にメモしたグループ、ポジション、コンセプトはその投票結果に一番影響を与えたと思われるバトルの名前です。
グループバトルは第1回投票の締め切り日まで投票がありましたが、放送から投票する期間が短く、機会も少ないため、ひとつ後の投票結果への影響の方が大きいと考えます。

飯田栞月はグループバトルBODY&SOULのクラシック歌唱で大きくシェア率を伸ばし、Heroの脱クラシック歌唱でブレイク。
村上璃杏はポジションバトルでのちゃんみな先生によるラッバー覚醒で大きくシェア率をあげたと言えそうですね。

今回は11pick→11pick→2pick→1pick。
その結果、11pickから2pickに変わった第3回投票結果は大きく変動がありましたが、ファイナルでは変動は少なかったです。

追記

JO1が誕生した日プシーズン1、INIが誕生した日プシーズン2の票数もとることができましたので表にしてみました。

日プ シーズン1 票数シェア率推移

日プ1も同様にどこかの順位で5位以内に入った人は最終的にデビューメンバーに入っています。
11位のシェア率が4.32%と日プ女子に比べてかなり低くなっているため、デビュー前後の順位変動が激しかったように思えます。
日プ1も日プ女子もファイナル前の第3回順位で6.0%以上のシェア率の人は最終デビューメンバーに入っていますね。
例としては少ないですが、第1回から2回、第2回から3回とシェア率を連続で1%以上あげた練習生は最終的にデビューメンバーに選ばれています。
日プ1→興那城 日プ女子→村上 飯田


日プ シーズン2票数シェア率推移

他のシーズンとはかなりルールが違いました。
票数が発表された順位発表はファイナルを含めて3回。
ファイナルは他の回同様に12位以下の票数発表なし。
更に総投票数の発表もなかったようです。
その為、シェア率に必要な20位までの票数合計がわかりませんでしたので、第2回順位の1位から11位までの合計シェア率から、ファイナルの票数を計算して仮に計算しています。

シーズン2はファイナルで大きな波乱がありました。
第2回順位で4位だった西島がまさかの16位で脱落。
ファイナル当日7時時点の順位が発表。
そこからファイナルまで大きく順位が動き。
デビュー圏内が1人入れ替わりました。

シーズン1、シーズン3の女子と法則を崩しているのは以下の通りです。
①どの順位でも5位以内に入った練習生はデビューメンバーに入っている。
→×ファイナル16位の西島蓮太は第2回投票4位
②前回投票で6%以上のシェア率はデビューメンバーに入っている。
→×西島航大は第2回投票で6.14%獲得

このことがあったので、日プ女子でも、上位に入っているメンバーのファンも危機感を抱いていたと言えますね。

西島蓮太はなぜ脱落したのか?!

すべての法則にあってないのはシーズン2の西島蓮太での大幅の順位下落。
デビューメンバーからの脱落です。

当時に考察している方の記事をいくつか読んでもみました。

田島とのケミ

2pickでは西島&田島と投票。いわゆるケミ票が多かったが1pickは弱かった。
2pickで西島&田島と投票していたほとんどの人が1pickで田島に投票したため、脱落したという推測です。
これは数字を見た限り、ないと言い切れます。
理由はそれならば田島のシェア率があがらなければいけないはずなのに下がっているからです。
むしろ、数字から見ると、松田、許豊凡、池崎にシェア率を食われたと考える方が正しいです。

ベネフィットなしでは5位だった

第2回順位発表では4位でしたが、ベネフィットを抜くと5位でした。
ベネフィットで順位があがってしまうのは非常に危険と言わざるを得ません。
しかし、それでも5位です。

当日の朝の順位で12位だった西が当日の投票で6位まで順位をあげたことから、6位以下はかなり票数が近かったと思われます。
私の計算でもシェア率は6位から12位はわずか0.45%です。
16位までもさほど差がなかった。結果、西島蓮太とデビュー圏内の票数は差がなかったことが推測されます。
しかし、朝の順位発表から16位以下の順位はかわってない。
投票行動として、16位以下のファンはあきらめて、11位前後の練習生に当日は投票したとも考えられます。

下落したシェア率は1.5%ぐらいと予想すると、それぐらいの下落は他のシーズンにも起きているため、たまたま下落が目立つ順位にいたとしか思えないです。

ファイナルの結果を正しく示した指標は何だったか?!


ファイナルに向けて様々なデータが出てきて、どのファンダムも推しは脱落の危機だと焦ったりしていましたね。
結果から見て、どの指標が正確なファイナルの順位を示していたか検証してみます。

出口調査

アプリで投票したあと、そのままポストできる機能を活かした投票ポストを拾い上げ、集計した結果です。

出口調査

https://music-credit.com/produce101_2.php

結果は11分の8で、順位もまったくあっていません。
笠原桃奈は5382票分拾えたということでトップですが、111万票のうちの5千票は割合としてはごくわずか。
投票結果をポストする人は、何かの意図がある人が多く、最終順位の票とはマッチしてなかったということがわかるかと思います。

ファンダム数

ファンダムはXのファンダムのフォロワー数とLINEのオープンチャットの人数を足したものになります。

ファンダム数

こちらの方がまとめた12月12日時点で集計していた結果です。
これも上位11人のうちデビューメンバーに入ったのは8人。
順位もまったく違っています。
ファンダム数が多いからといって1位になるわけでもなく、デビューメンバーに入るわけでもないことがよくわかりますね。

ファンダムは好きだからという理由だけでなく、注目されているから、動きが気になるからという理由で入っているかということもあるでしょう。
運営の方が好きだからという理由もあったかもしれません。

1pick調査

インフルエンサーが独自に行っている1pick調査アンケート。
その結果を色々見てみましたが、だいたい8/11くらいの確率。
3人ぐらいはハズレています。
1pick調査に積極的に協力する人と実際に投票している人は違うということがいえそうです。
某YouTuberの1pick調査(数字は%)

こちらは某YouTuberが行った1pick調査。
数千のアンケート結果ですが、7/11ですね。

推しカメラ・動画再生回数


推しカメラ・動画再生回数

では、何の指標が結果11/11の100%だったのか。
色々と調べてみた結果、見つかったのがこの推しカメラ・動画再生回数です。
順位は違っていますが、上位11人がデビューメンバーに選ばれています。

最終的にデビューメンバーに選ばれる練習生は動画が注目され、まわっているということが言えそうですね。

最後に

ほぼはじめてこういったオーディション番組を最初から最後まで見ることになりました。
今まで聞いたことがない単語が多数出てきて刺激的だったとともに、死票や救済票など、それってほんとなのかといくつか疑問を持って見ていました。
それもあってデータにあたってみたところもあります。

SNSで熱心に投票を呼びかけたり、ファンダムに入ってる人は全体の数%。
9割以上が番組を純粋に楽しんで、好きなメンバーができ、特にSNSで何かを書くわけでもなく、黙々と投票してる人じゃないかなって気がしました。
そしてその人たちの票が最終的にデビューメンバーを決めたと言ってもいいかと思います。

デビューメンバーに選ばれる条件

①初回順位で37位以内、2回順位で20位以内に入る
②各順位発表で4位以内に入れば確実
③練習生評価、各ポジションバトルで1位になれば確実(日プ女子に限る)
④ファイナルではシェア率5.1%以上を獲得する

死票とか、救済票とかといったことが実際どれぐらいあって、どれぐらい影響があったのか調べたかったのですが、調べようがないといのうが結論です。
過去のオーディション番組ではそれらの票によって順位変動があったと言われていますが、それも結果を見て、そう思っているだけのことであって、明確なものは何もないはずです。
しかし、投票を固めるという意味で便利な言葉なので、今後も同じようなオーディション番組があれば、使われ続けることでしょう。

ここまでの分析はしていませんが、票数は見ていましたので、笠原桃奈がファイナルで脱落するなんてことはありえないし、石井蘭、高見文寧、村上璃杏は当確と思ってみていましたが、SNSではかなり違ってましたね。

結論の結論として、こうやって分析することはこの手のオーディション番組の楽しみ方として間違っていて、もっと感情的に、私の推しはかなりやばいと言って焦る方が正しい気もしています。

推しがデビューメンバーに選ばれた方々おめでとうございます。
残念ながら選ばれなかった方たちも、違う形で推しと再会できることを願っています。

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