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June京都お散歩&冒険記①


京都市の左京区在住の私が付近を散策して、ご近所さんの様子や行きつけの場所などを少しご紹介できたらいいなと思います。

6月2日



一言で「京都」と言っても、その文化は色んなレイヤーに別れているのが京都の面白いところ。

私自身は京都市の左京区、”岩倉”と呼ばれるエリアに生まれ育ったので、自分の中に染み付いている文化は『左京区』文化と言えます。

京都はかつて都があったということもあって、歴史が深く食文化もあり寺社仏閣も大変たくさんあるので観光地として有名ですが、実は大学も多いので、学生さんの街でもあります。

少しでも京都に暮らした人はわかるかも知れないけれど、同じ京都市内でも、
北区、左京区、右京区、中京区、上京区、下京区、南区、伏見区…などと区域で分かれていてそれぞれ独特の文化というか、香りというか、生活圏があるのです。

左京区の特徴と言えばものづくりしている人や、学生さんなどがとても多いです。

私が暮らしているのは、左京区の中でもかなり北の方に当たるのですが、今日はかつて私自身も下宿をしていたディープ左京区の”一乗寺エリア”にある『恵文社』という本屋さんへふらりと寄ってきました。

恵文社さんの外観

この一乗寺というエリアは、学生さんの下宿も多く、ラーメン街道と呼ばれるほどに京都系背脂コッテリや鶏白湯のラーメン屋さんが軒並み店を連ねています。

学生さんの街なので、居酒屋さんやたこ焼きやさん、パン屋さんなどもたくさんあるのですが、この一乗寺エリアに欠かせないのが、この恵文社という本屋さん。

私自身も若かりし頃からこの本屋さんが好きで、夜な夜な散歩がてらに実家から歩いて行って、本を物色して帰る(約1時間コース)ということをよくしていました。

近頃ではめっきり本屋さんの数も減ってしまいましたが、こちらの恵文社さんはいつの間にやらギャラリーや雑貨屋さんなどのスペースが拡張していて、随分と大きくなっています。

このレンガで装飾されたエリアが恵文社さんです。長い!


今では珍しくないスタイルですが、こちらはセレクトショップのようなあり方で、大手の本屋さんに行って探してもみつからない人文系の本がたくさんあったり、とても素敵な手仕事の雑貨などが手に入るので、誰かへのギフトを探しにくることがよくあります。

こちらにはギャラリースペースもあるので、いつか私たちの西陣織で作ったアートパネルなどを作りためて個展ができるようになりたいなぁと思っています。

衣類なども置いていらっしゃいますね。


以下にリンクを貼っておきます。ご興味のある方はチェックしてみてくださいね。
👇

http://www.keibunsha-store.com/


今日は、こちらのBRUTUSの鉱物特集が気になっていたので、ゲットしました♪
(@yujiscope さんがTwitterで呟かれていたので気になっていました。)

今日購入したBRUTUS。これが自然の造形ってやばいですよね。


以下は余談なのですが、実はもう一軒とても好きだった『三月書房』という本屋さんが御所南の寺町通沿いにありました。

今は店頭販売はしていない(閉店してしまった!)ということなのですが、こちらの本屋さんのチョイスも独特で大手の本屋さんにはない面白い本がたくさんありました。

こういった個性的な本屋さんが、ふらりと夜な夜なお散歩できる範囲であるといいのになぁ(リアル願望)と思います。
今ではネットでなんでも買えますが、店主さんや店員さんのキュレーションによってたまたまそこに並んでいる本と”出会ってしまう”ことって、ある気がするのです。
まるで、目が合ってしまったみたいな出会いがです。
きっとみなさま、ご経験おありですよね。

それぞれの本屋さんの個性が煌めいているところに、本の虫たちが吸い寄せられていたような光景(それもまた文化なのでしょう)がまた盛り返してほしいものです。

本が人を作ると言っても過言ではないほど、本は人の文化と密接に関わっているものです。
いい本屋さんやいい情報や優れたアートたちが、サロンやコミュニティを通じて交流し、より優れた文化が醸成されていくような。
そんな場所が身近にたくさんできたらいいのになぁ。


そして一方では、2023年に本格的に文化庁が京都へと移転するという情報を耳にします。

京都に残された歴史と伝統的に受け継がれてきたノウハウを通じて、今を生きる人の文化がより豊かになるきっかけになればいいのにと願うばかりです。



フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪