A-CEDAR

気が付けばグラフィックデザイナーとして15年以上。積み重ねた経験が少しでも皆さまのお役…

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気が付けばグラフィックデザイナーとして15年以上。積み重ねた経験が少しでも皆さまのお役に立てればとの思いで、現場役立つテクニックを公開しています。noteでは仕事や普段の生活で感じたことをグラフィックデザイン目線で書いていこうと思います。

最近の記事

大判印刷に必要な解像度を考える

印刷物における解像度の規準として350dpi以上が必要です。 某アパレルブランドからカタログデザインを請け負い、同時に展示会で使用する長辺2mになる壁面ヴィジュアルの出稿も依頼されました。そこで思わぬ問題が起こりました。 カタログで使用した画像を壁面ヴィジュアル用にイラレでレイアウトして出稿したのですが、展示会を仕切っているイベント業者から解像度が350dpiないと画像が荒れますと言われました。 え? そう言われましても。。。ってなったので 同じような問題に直面した方

    • むやみやたらに罫線を引くな。

      グラフィックデザインのテクニックには全て目的があり機能があります。 では、罫線は何のためにあるのでしょうか? 一概に言えないかもしれませんがやはり大きな役割として「文章と文章を分けるため」に罫線を引くのではないでしょうか? 具体的な例として、文章と文章の間に1.5行程度行間があいていた場合、読み手は「前の文章が続いているのか」それとも「新しい文章に変わったのか」が分かりづらくなります。こういった場合に罫線を用いることで、二つの文章を明確に分離してくれます。 罫線は括弧や

      • 必要とされる印刷物とは

        グラフィックデザイナーとは、主に印刷物のデザイナーです。 現在ではWEBデザイン、アプリデザイン、オンライン動画など様々な媒体が増え、それらの台頭によって印刷物の生産量は年々減少しています。 しかし、そんな時代であっても印刷物が完全に無くなることはありません。クライアントからは今でも新しい印刷物の制作依頼があり、役所等でもらう証明や重要な契約は必ず紙でなければなりません。なぜ印刷物が必要なのでしょうか? それは印刷物が情報ではなく「モノ」だからです。 先ほどあげたWE

      大判印刷に必要な解像度を考える