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【旅行記】何のために旅に出てるのわからなくなった"駅埋め"だけの遠征(後編)【若干愚痴あり】

さて、先日の旅行記の続きです。前編はこちら。

今回の #青春18きっぷ を使った遠征の目的、それは大きく分けて三つありました。

1.   #駅メモ の回収駅数を増やすこと。具体的には、8600駅前後から8660駅前後くらいまで押し上げて、個人的にめっちゃ互いにライバル視してリスペクトしているユーザー(出発時点で8650駅前後)に追い付けるようにすること。

2. 贔屓スポーツチームの一つ、 #松江シティFC仙台でのアウェーゲームの観戦、応援に行くこと。

3. 大学時代に親交があった後輩の子とブランチに行って、近況報告しながら旧交を温めること。

ところが、遠征の直前に、宮城県内で流行性感染症の感染状況が急速に悪化。メディア関係の仕事をしている後輩は外部との会食が難しくなったと連絡をいただき、3は実現不可能に。まあこれはしょうがないのだが、せっかくお店を見繕っていただいていたのでとても残念でした。

2に関しても、遠征2日前には「アウェー観客を入れた開催を予定していた」サッカーの試合が、遠征前日になって「当日はアウェーからの観客の観戦を制限する」旨に変更になっていました(これを知るのは試合前日遠征に動いてからでした)。

ということで、もはや「駅メモで駅を集める」以外の目標がなくなってしまった遠征。左沢線を降りて山形県を北上しているところで異変が起こります。途中、高擶駅という無人駅で停車中に、車内の乗客のスマホから一斉に緊急地震速報が響きます。直後。大きな揺れが列車を襲いました。

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山形県内は震度4。乗っていたのは軽量の電車として有名な701系という車両。駅に止まってたところだったのが幸いし、大きな被害はなかったのですが、しばらくは車内の動揺は収まらず。1時間半ほど列車は止まります。

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それでも、逆に1時間半ほどのストップで運転再開するのが日本の鉄道のすごいところ。新庄で乗り継ぎ、この日の目的地であるところの秋田駅には、予定の30分遅れくらいで到着することができました。これ、羽前山辺で折り返してなかったらたどり着けてなかっただろうし、悪運がすごい。

ちなみに、地震でストップしてるタイミングで、先述したサッカーの試合のアウェー観戦の自粛要請を確認しました。ここでモチベが完全に切れましたね。

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秋田駅前の某所でラーメン。美味かったし暖まったけど、地元の若者でわりと密でしたね。


翌朝は5時過ぎの列車に乗車。秋田県内に残る駅メモの未回収駅を取っていくのですが、眠気との戦いで全く記憶がなく、アイテムを駆使したのだとは思うけれど、よく取りこぼしなく押さえられたなと思ってます。ほんとに虚無ですよ、秋田に来てまで何もせずに帰るだけって

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その後は山形県の未回収駅をすべて集め、新庄駅に戻ります。ここで、昨日の地震の影響で、宮城県内の路線の運転再開がお昼を過ぎるとの報が。この時点で9時過ぎ。ちょっと時間に余裕が出てきそうです。

とりあえず山形まで昨日来た道を南下。山形からは、仙台方面への運転再開を待つよりも、頻発しているバスに課金をして、とりあえず仙台に先行することにしました。

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本来はサッカーを見て友人としゃべって充実した時間を過ごすはずだったのに、ぼっちで運転再開を待つむなしさよ。ということで駅ビルの「気仙沼あさひ鮨」さんで回らない鮨。一日30食限定のリーズナブルな盛り合わせセットのラス1に間に合いました。


さて、ここからはひたすら家に帰るだけ。やはり駅メモで新駅が茨城県に開業したのをアイテム回収する関係で、常磐線経由で南下します。

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原ノ町、いわきと乗り換えたけどほとんど記憶がありませんね。あ、原ノ町では時間に余裕があったので駅近くのスーパーで実家に土産を買いました。そんくらい。で、茨城県の新駅をアイテムで回収するミッションは無事達成。

さて、そんなこんなで自宅のある都内に戻りました。駅メモの駅数も無事8660を超えたのですが、一方のライバル氏も同じ週末に駅数を増やしたようで、結局追いつくことはできず。とはいえ、当時収録されている駅のうち、本州内はすべての駅の回収を終えました

ただ、結局果たせた目標は「富山・新潟・茨城の"再履修"」「秋田・山形の回収」をもって「本州全駅を回収」することだけ。ライバルには追い付けず、サッカーも後輩との会食もできず、残ったのは富山と秋田まで行ったのに何もせずに戻ってきた虚無感だけでした。

総括

結局駅メモだけを目標にした遠征は何も残らない。かといって最近は神社仏閣・城郭や街並みなどの一般的な観光地に対する興味は醒めているし、スポーツ観戦だってできないことがある、まして各地の友人との会食なんて無理に等しい。といったところで、「移動が目的」の遠征になってるんですよね。移動が目的でも、そこに「with誰か」がいれば楽しいのかもしれないけど、一人旅はある程度の境地に達すると空しいだけ、とも最近思えてきました。

というわけで、スポーツ観戦にしても会食にしても、はたまた「移動という名のデート」をするにしても、現地で目的のある遠征をしたい。それに尽きるな、と思うなどしております。


以上。おしまい。


PS 「移動という名のデート()」をしてくれる方は常時募集中です(笑)

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