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麻生的2023年

なんだかんだ師走の慌ただしさに巻き込まれて、こんな暮れの暮れに更新する羽目になりました。
今年は死ぬまで絶対忘れられない年の一つになると思います。

僕から申し上げたいことはただ一つ。
いろいろなカタチで出会ってくださった方々、本当にありがとうございました。この一言に尽きます。
中でも、作家の旗原理沙子さん、機械書房の岸波龍さん。このお二方には格別の感謝の意を表明いたします。

何を隠そう、この出会いをきっかけに私は装幀家・デザイナーを名乗ってみようと思ったのです。それが大体4月の中旬頃です。
杉森仁香さん著「夏影は残る」の装幀を担当したのですが、このお二人にお会いするまでは、自分が装幀家になろうだなんておもってもいなかったです。(多分)

いろいろな方の感想、装幀へのうれしいコメントをいただいて、僕にも何かまだなにかできることがあるかもしれない。そういう風に思わせてくださいました。その筆頭が旗原さんと岸波さんです。

そのころの僕はなんとなく福田恒存の「私たちが欲しているのは、自己の自由ではない、自己の宿命である」という言葉をぼんやり頭の隅にとらえて生きていました。ソファーで寝そべってX(Twitter)を眺めていたときふと、装幀家・デザイナーを名乗ることが自己の宿命なのではないか?と初めて自分事としてとらえるようになったのです。
ちょっと時間を空けて、機械書房にご挨拶におじゃました際、宮崎智之さんにお会いいたしました。その後スタートしたラジオ「BOOK READING CLUB」でまさかの「夏影が残る」をご紹介いただくなど、こんなことあるんかい!ってことが結構ありました。
お恥ずかしいのですが、オンエアで宮崎さんが本をご紹介いただいているあいだ、私は腕の震えが止まりませんでした。琴線がバインバイン揺さぶられていたのです。

時系列前後してますが、文フリも初参加しそこで出会えた方々ともお話させていただいて本当に刺激をたくさんいただきました。
まだまだ書きたいことはいっぱいあるのですが、わたしの筆の速さと体力が追いついていないので、これは持ち越しとさせていただきます。

こうやって振り返りながら、色々な人の顔や声が頭をよぎっています。いい顔してますよ。ほんとに。
皆さんの横顔はこの一年僕を励まし続けてくれました。
来年も是非、麻生誠治をよろしくお願いいたします。

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