花粉症とアドレナリンの話
花粉症の症状って、年によって違ったりしますよね。花粉の量とは関係なく、重い年と軽い年があって、この原因って何だろう?と考えていたのですが、、、。今日は、そんな疑問を解決できるお話です。
花粉症の原因と原因の原因
花粉症は、オータコイド(局所ホルモン)であるヒスタミンと花粉との作用によって引き起こされます。
市販されている花粉症・アレルギー性皮膚炎の治療薬は、含有されている抗ヒスタミン剤によって、刺激や炎症の発生を抑える仕様になっています。
ここで、ふと思ったのですが、ヒスタミンってどうして分泌されるの?ということなんですが、、、どうやらアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌されたときに、その作用を抑えるために分泌されてくるらしいのです。
(作用はアドレナリン→血圧・心拍数上昇、ヒスタミン→血圧・心拍数低下と逆になっています)
これって、よく考えるとおかしな話ですよね?
アドレナリンの作用を抑えるためにヒスタミンが分泌されているのに、抗ヒスタミン剤でヒスタミンの作用を抑えても、アドレナリンの作用を抑えるのに必要な分のヒスタミンが新たに生成されて来るんじゃないかな、と。
なので、抗ヒスタミン剤を服用してもクシャミが止まらない人は、その原因物質であるアドレナリンの分泌が過剰だと考えられるので、服薬よりも攻撃的な思考や緊張を押さえることの方が重要になってくるのではないでしょうか?
アドレナリンはストレス物質(副腎皮質刺激ホルモン)の一つです。
ストレス物質は人間関係のストレス以外にも、血中のCO2濃度、騒音、臭気、気温、湿度、明るさなど複数の要因で分泌されます。実際に感じるストレスの量はすべての要因の合計値なので、これらの要素を一つ一つ取り除いていけば、症状は治まるのではないでしょうか?
(よく考えたら、談笑、音楽鑑賞、アロマ、深呼吸、換気、エアコンの使用とかって、どれもいい方法ですよね)
花粉症の症状が人よりもひどく、服薬しても改善しにくい場合は、ストレス対策を実施してみるのがいいのではないでしょうか?
おまけ、アトピー・せき喘息・頸肩腕症候群について
ちなみに、ヒスタミンは、せき喘息やアトピー性皮膚炎にも関係している物質です。
久野は以前に造船所で働いた時代から常にせき喘息を患っているのですが、仕事を始めようとシャープペンシルを手にした瞬間や街角のカフェのテーブルに外国人の男性が集まっているのを目にしたときなど、緊張したタイミングで急にせきがでることが多かったんですが、、、これも緊張感によってアドレナリンが分泌されていたことが原因だと考えるとしっくりきます。
ストレスが原因で発生する症状の原因が分からない事が、さらなるストレスの原因になっていたのですが、緊張感が原因だとわかるだけでもかなり有効なストレス対策になるのではないでしょうか?
ちなみに、久野の場合は、常に腹式呼吸(自分の呼吸音を小さくして、物音を聞きもらさないようにするため)をしていたことをやめたり、筋トレをして肩で息をする筋肉と息を吐き出す筋肉を鍛えたら、劇的に症状が改善しました。
(ちなみに、呼吸をする速さは、脳が血液中の二酸化炭素の濃度を検知することで調整しているそうです)
聞くところによると、パソコンのキーボードを打つ指が意思に反して動かず、ミスタイプが増える症状も、ストレスを感じた事務員に非常に高い頻度で現れる神経症の症状とのことです(頸肩腕症候群)。
他にも、世間にはドーパミンに関連する病気が多数あるのですが、これもストレスによるものだと考えられるので、服薬しているのに効果が見られない人は、上記したのと同じストレス対策が必要だと考えていいと思います。
以上、長文でしたが、ありがとうございました!
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