朝、目が覚めたら隣に知り合いの女性が眠っていた。

朝、目が覚めたら隣に知り合いの女性が眠っていた。

その女性の名前は『カヤ』だったと思う。確か、俺の恋人である『サクラ』の友人だったと記憶している。

ふと、窓辺を見ると、そこには、青いリボンを結わえたヤドリギが、、、。

"ヤドリギって、聖なる植物だったらしいわ。"

以前に、恋人であるサクラはそういって、赤いリボンを結わえた一本の木の枝を持ってきた。彼女は、それを俺のアパートの窓辺に飾ると、得意げに話をした。

彼女は読書が好きで、どうも『金枝篇』という本を読んで、影響を受けたらしい。何でも、イタリアのネミの森には伝説があって、『森の王』と呼ばれる祭司が聖なるヤドリギを守っていて、、、。

"面白いでしょ?新しい森の王になるには、聖なるヤドリギの枝を手に入れる事と、現在の森の王を決闘によって殺す必要があるんですって"

血の気が引く。

『サクラ!』

俺はベッドを飛び降りると、その痕跡をたどって走り始めた。

血に濡れた、カヤの足あとをたどって、別室へ、、、。

そこには、、、。


※スミマセン、寄生木をテーマに書こうと決めたら、無茶苦茶物騒な話になってしまいました (-_-;)モウシワケアリマセン

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