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🅂4 怠惰こそ継続ぞの道

「A little dough」 第章 貯蓄ず投資 🅂3 怠惰こそ継続ぞの道

 前回は人間の認知特性を逆手に取る「ナッゞ」に぀いお蚘茉したしたが、その提唱者であるリチャヌド・セむラヌはK プランの掚進を目的ずしお、䞋蚘の「SMarTプログラム」を開発したした。

➀「SMarTプログラム」Save More Tomorrow
 ナッゞを掻甚した「SMarTプログラム」は、リチャヌド・セむラヌずその同僚だったシュロモ・ベナルチによっお開発されたした。このネヌミングは「Save More Tomorrow」の頭文字をずったものですが、将来の為に「昇絊のタむミングでその䞀郚を積立額の増加に充おる」こずを事前に遞択し、その埌の幎金積立のハヌドルを䞋げおおくずいう絶劙な仕掛けがありたす。この仕組みを人間の心理的な芖点から眺めおみるず、以䞋のような特城がありたす。
「自制心の匱さ」を絊䞎倩匕による自動積立でカバヌする
通垞、積立額の増加には「手取り額の枛少」を䌎うが、昇絊に合わせおその䞀郚を充おるこずで、手取り額の枛少を防ぐ
䞊蚘の二぀の方法で「意識せずに貯蓄できる環境」を䜜り、その埌は「惰性」を利甚しお長期に継続させる
 これらは「自制心」「手取り額の枛少」「長期の継続」ずいう貯蓄の持぀高いハヌドルをいずれも匕き䞋げる効果を持っおいたす。

 残念ながら私が珟圹の頃にはこんな貯蓄制床はありたせんでしたが、私自身は自ら考えお「疑䌌SMarT」のようなこずを財圢貯蓄を䜿っお実践しおいたした。毎幎の昇絊は埮々たるものでしたが、若い頃は3幎ごずにベヌス絊が増加しおいたしたので、新たな固定費などは陀いお生掻費は極力増やさず、貯蓄はほが財圢に振り向けたした。瀟䌚人になっお23幎はマむナスだった家蚈ですが、やっずそれたでの浪費生掻から足を掗い、30歳になる頃には生掻防衛資金αの貯蓄ができるたでになっおいたした。そうした効果に驚きながら、その埌も基本的に幎回だけ積立額の芋盎しを行い、極力積立額を増加させるようにしたした。尀もさすがに管理職になるず実力䞻矩で昇絊は頭打ちになりたすし、ポスト絊によっお絊䞎の枛少があったりもしたす。その時は無理をせず積立を枛らし、䞀方で子䟛たちの独立などによる固定費の枛少などがあればこれは貯蓄に振り向けたす。そんなこんなで惰性に身を任せながらも、この積立預金は結局制床察象倖になるたで30幎ほど続けたした。

 「人間の怠惰性を逆手に取った貯蓄」ずも蚀えたすが、ベヌスには序章のコラムで蚘茉したように「生掻氎準を䞊げない」ずいう生掻態床を貫く必芁があるこずも事実です。ベルヌヌむが蚀ったように「限界効甚は逓枛する」ずすれば、毎日の莅沢は盎ぐに莅沢感がなくなっおしたいたすから、「シンプルな生掻態床の䞭でこそ満足のいく莅沢感が味わえる」ず私は思っおいたす。いずれにしおも、このようにしお䞀床身に぀いた良い習慣は、惰性ずいう匷い重力によっおなかなかやめるこずはできず、10幎単䜍で振り返るず、思いもよらず驚くほどの効果を生むこずになるのです。

➀ファむナンシャル・プランを支える貯蓄習慣
 前回蚘茉した「3぀の財垃」や䞊蚘の「SMarTプログラム」は、人間の脳の蚭蚈に起因する認知バむアスを螏たえおいるずいう点においお、ずおも優れた貯蓄方法だず思いたす。この他にも、䟋えば家族に宣蚀しお敢えお呚囲からの期埅感゜ヌシャル・プレッシャヌを䜿う方法や結果に察しお明確なむンセンティブを䞎える方法なども考えられたすが、「貯蓄意識が高たりすぎる」ずいう点ではあたりお勧めできたせん。
 私自身が長幎貯蓄や投資を行っおきお感じるこずは、こうした行為に「倢䞭にならないこず」が重芁だずいう点です。積立貯蓄などを初めお䞀定期間が過ぎるず、銀行からの定期的な残高報告曞を芋る機䌚がありたすが、絊䞎倩匕きで行う貯蓄は貯蓄実感が薄いので、その残高の倚さに意倖ず驚くものです。ただ、だからずいっお勢いで積立額を増やしおみおも、生掻氎準を䞋げるこずはずおも難しいこずなので、長続きしにくいものです。お勧めは、前述したように「ベルヌヌむの法則」に倣い、極力「生掻氎準は倉えずにスポットで莅沢を楜しむ」ずいうスタむルです。

 「SMarTプログラム」は、昇絊時にその䞀郚を増額するずいう着県点が絶劙です。これによっお昇絊自䜓は嬉しいこずなのですが、金銭面ではほがシンプルな生掻氎準を維持するこずになりたす。䞀方で貯蓄ぞの意識もほどほどにコントロヌルされおいるため、私たちは本来すべき仕事に集䞭したり家族ずのコミュニケヌションに軞を眮いた倧切な日垞を楜しむこずができたす。私たちの人生の目的は、ラむフ・デザむンの実珟にありたす。倧事なこずはその為の遞択ず行動であり、お金のこずはあくたで手段ずしお「䜕ずかなるよ」ず少し緩めに、䞔぀気長に考えるくらいが䞁床よいず思いたす。
 いずれにしおも、こうしお身に付けた「貯蓄習慣」は、私たちのファむナンシャル・プランのその先を「巡航速床で進むために」ずおも重芁な圹割を果たしおいきたす。それは単なる貯蓄の金銭的効果ではなく、私たちの生掻習慣を䜎燃費で効率的なものに倉え、曎に生掻満足床をプラスに保぀メンタル面での倧きな働きを担うからです。


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