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【ローズステークス予想】充実◎エグランタイン、この秋最大の上がり馬となれ!

■GIトライアル期間の高揚感が好きです

9月に入り、JRA競馬はGIトライアル真っ盛りですね!

秋のビッグタイトルに向けてサラブレッドたちが勝ち上がっていく様は、『ドカベン』とか『キャプテン翼』とかコロコロのホビー系漫画とかの“予選を勝ち抜き全国大会の切符を手にした強豪が続々と現れる”という、古き良き少年漫画を見ているようで毎週ワクワクしっぱなしです。

で、口元しかまだ見えないとか、影で隠れて姿の全容が見えないとか、そんな“未知強”キャラなんて出てきたらもう最高。それで、主人公の最初の相手はたぶんガタイのいいパワー系キャラ、その次の相手はデータとか頭脳で勝負する博士キャラなんだろうなぁ……

話が大幅にズレちゃいましたけど、つまり何が言いたいかというと、本番へ向けてどんどん盛り上がっていくこの高揚感が好きってこと! もしかしたらGI本番よりもトライアル期間の方がワクワク、ドキドキしているかも?と、今さらながらに思ってしまった。

いまだ秋の神戸新聞杯→セントライト記念→京都新聞杯という流れを懐かしく思ってしまうくらいなので。

■紫苑Sと比べてローズSは春の実績組がやや手薄?

と言うわけで、今週のトライアルはローズステークスとセントライト記念。ここでは秋華賞トライアルのローズステークスの予想にチャレンジしたい。

先週の紫苑ステークスは春の実績馬が上位を独占し、3歳牝馬戦線は依然として春の実績組が優勢と印象付けたが、今週のローズステークスは案外そうではないような気がしてきた。

というのも、ローズステークスの出走メンバー中、春二冠のいずれかに参戦できた馬はアートハウスとパーソナルハイの2頭。ただ、この2頭はそのGIの成績があと一歩で、2歳戦を含めても重賞勝ちはなし。リステッド勝ちや重賞2着はあるので、もちろんその実力や経験は十分認めるものの、紫苑ステークスの春実績組と比べて、やや手薄なのではないか?

一方で、夏の上がり馬、遅れてきた素質馬など新興勢力の面々を見渡すと、これが紫苑ステークスよりも強力というのが第一印象。サリエラを筆頭に“未知強”感のある馬がゾロゾロいる。これなら新興勢力が春の実績馬に太刀打ちできる余地は十分にありそうだ。

そこで今回、僕が白羽の矢を立てたのがキズナ産駒の◎エグランタイン、というわけだ。

2カ月半ぶり休み明けだった2走前・都井岬特別は、同じくローズSに出走するラリュエルを捕まえきれず2着だったものの、上り時計はラリュエルより0秒4も速いメンバー最速をマーク。続く前走の1勝クラスでは2番手から抜け出す横綱相撲で、2着馬に楽々と3馬身差をつける強い競馬だった。

これだけのパフォーマンスを再び発揮できれば、この相手関係ならば勝負になっていい。

中間の追い切りでも目下の好調ぶりをアピールする動き。かつて何頭もの名牝を世に送り出した伊藤雄二厩舎で番頭を務めていた笹田調教師からも期待のコメントが各報道を通して出ている。ここ3戦、使うごとに馬体重が増えているのもパワーアップの証しだろう。

ここ2年続けて中京で開催されたローズステークスは、いずれも2桁人気馬が穴をあけてきた。そして、波乱の主役となった昨年のエイシンヒテン、一昨年のムジカ、オーマイダーリンは夏の下級条件で力をつけてきた馬たちだ。

当のエグランタインはと言うと、デビューから3戦続けて2桁人気の2桁着順、しかも後方をついて回るだけという競馬が続いていたのに、3走前に初勝利を挙げてからの変わり様はまさに“上がり馬”と呼ぶにふさわしい充実ぶり。ここまで極端な例も最近はあまり見ないだけに、ここで勝ち負けになればこの世代最大の成り上がりストーリーになる。

そんな熱い展開が来てほしい。

■ローズステークス
◎⑨エグランタイン
〇①セントカメリア
▲⑥サリエラ
△④パーソナルハイ
△⑤ラリュエル
△⑩マイシンフォニー
穴⑪ヴァンルーラー

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