おはようございます。貧乏暇なし。自由席です。

今は名古屋に向かう新幹線の中でございます。最初は名古屋セミナーだけの予定だったのですが、前日にジュエルスでのお仕事、月曜日には大阪でセミナーのお仕事をいただきました。忙しくさせてくれたありがとうございます。フリーは仕事があってなんぼですので、仕事をいただけるのはありがたいです。それもあって先週は練習を詰めてきました。強制的に練習をゆるくする期間を作ると捉えています。そうでもしないと追い込んじゃう。

さてジュエルスを見て思うことがあって。せっかくなので書いておこうかなと思います。
「喝だ！」みたいなことを書くと面倒なので７回3失点くらいの内容で行きたいです。本当かよ。

男女問わず格闘技としてなっていないものは基本的に認めたくないです。
それは僕が格闘技選手であるからだし、プロ格闘技が好きだから。

女子格闘技は人手不足もあって、品質が整う前に出荷してしまう状態が多い。
よって試合の質は低いし、ジムで格闘技を少しやるレベルの方ならば笑ってしまうレベルだと思います。お粗末極まりないレベルだし、これを商品として売ってしまうのはどうなのって気持ちは常に持っています。まあ女子に限った話じゃないですけどね。というわけでひどい試合はひどい。

まあ文句を言ってもよくはならんから、語れるとこを書いていこうか。

仮面女子は単純に運動能力が高い。
アイドルってあれだけ歌って踊るわけなので体力は必須。アイドルはアスリートなんだよね。
今の女子格闘技の人材で考えるとポテンシャルである程度はいけるし、実際にいけてる。

そして芸能の世界で生きていこうって決意を持ってるくらいだからメンタルも強い。
人を蹴落として自分が上に行くことを意識せずにできている。屍の上にたつことをなんとも思ってない。これは表現者としては必須で圧倒的な魅力を放つ。狂人だと思います。あっぱれだ。

北岡、金原と格闘技者として優秀な選手が教えてる選手は格闘技ができていました。
逆にダメなやつが教えてるとこはダメだった。もう少し格闘技勉強しろよ。

渡辺奈部は奈部が頑張った印象。
柔道の実績で言えば天と地であろうし、柔道をやったら圧倒的に渡辺。
奈部は脇を差して、頭の置き位置に気をつけて渡辺の小手投げをしっかりと対策していた。
渡辺は柔道選手特有のウィザー（小手投の形）に頼る部分が多かった。僕もウィザーは得意の組手なので分かるけども、小手から内股だけだとしんどいかな。あそこから左右あって四つもタックルも繋げれたらいいのだけども。得意の組手があるのはいいことなので、あそこからの展開をいくつか持てばいいじゃんね。コーチは何してんだよ。無策すぎだろ。裸柔道の域を越えず。

奈部のスクランブルで上をとった展開はよし。奈部は体型的にもタックルとパウンドの選手だと思うんですけどね。それも繋がってなかった印象。柔道出身者は四つはいいがタックルはダメなんだよな。

渡辺バックの局面はあれは取れると思うし、単純に技術不足に見えたかな。バックチョークって奥が深いのです。逆にあそこで綺麗にとったら感動したけども。

ちなみに判定がドローでバックステージで渡辺が泣き崩れてました。
いやいや。俺が泣きたいよ。興業長過ぎだよ。

メインはいい試合だった。

SARAMI選手は北岡さんのジムの選手。戴冠したら北岡さんがジムを初めて初のチャンピオン。北岡さんのジムへの思いも多少は理解しているので喜ぶ姿が見たいなーって思ってました。SARAMI視点ではなく北岡視点で。あれ。おかしいぞ。俺は北岡さん嫌いなんだけども。まあいいや。

黒部選手は気合が入ってるのがわかった。まあ４０歳で格闘技やってて気合が入ってないわけがない。色んなものとトレードしてるはずだ。捨ててるものも多いだろう。強い。

この試合は格闘技だった。SARAMIは勝ちきれなかったので、黒部に競り負けた。
打たれても前に出ることで黒部は競り勝った印象。前に出れるってことは強いことだね。

SARAMI選手は気が優しかったり、弱い部分がところどころ出てしまったように思えた。
大きな投げを狙うことで試合をひっくり返そうとするところに弱さが出ているように思う。本当に辛いことは当たり前のことを当たり前にやること。強いからこそ横着しない。強いからこそ当たり前のことをするし苦しいことをするのだ。北岡さんと出会ってからは弱い部分は少なくなった。向き合い方が変わったんだろう。それも分かる。北岡さんの厳しさも分かるから。

しかし勝てないなあ。勝てない星に生まれたんだと思う。
彼女の運命は負けなのだろうか。それが決定事項だとしても運命に抗う姿が人を魅了する。
彼女はいい表現者だと思います。昨日の大会で数少ない表現者だった。お疲れ様。

無責任な言い方をするし、責任はとらんけども。もう少し運命に抗う姿が見たいです。

さて。昨日ずっとイライラしていたマイク問題。