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2月20日発売「ストロング本能」。発売前一部公開!! いつまでも会社組織があると思うなよ。

「依存思考」から 「自己決定」へ


いつまでも会社組織があると思うなよ


僕はフリーランスの格闘家です。

駆け出しのころは「PRIDE(プライド)」という当時いちばん大きい団体に属 していました。
年収は、給料プラスファイトマネーで年間7000〜800万円ほど でした。格闘家とはいえ雇用形態は会社員。ファイトマネーは賞与扱いです。
しかし、リーマンショックで風向きが変わり、一気に収入が減っていき、団体はつ ぶれました。いきなり収入がなくなったのです。
「組織は、いつつぶれるかわからない」
その受け入れがたい現実を 歳で思い知らされた。本当にいい経験をしました。
案外、会社は普通になくなります。経験者なのでわかりますが、会社なんてスッと なくなるのです。

会社には100%身を預けないほうがリスクヘッジになります。
これからは、いくつもの組織に属しながらフリーランスで働く。
もしくは、本当の プロフェッショナルだけが生き残って、他は淘汰される時代になるでしょう。 だからこそ本能をよびさまし、行動とパフォーマンスを最大化させて、人間関係や 自己実現を思い通りにする生き方へシフトしよう。

僕がこの本で伝えたいのはシンプルに言うと、そういうことです。

「生存本能」こそが最強のスキルである


そうした時代の流れのなかで、さらに副業が解禁されていくと、会社員もフリーラ ンスのような働き方、つまり小作農のようになっていくことが予測されます。

会社員であっても「何でもやります」というフリーに近い意識がないと、今後は やっていけなくなります。
僕自身もいまは、フリーランスとして、どこにも属さずにやっています。
そして、フリーで生きていくときに必要なのが「ストロングな本能」です。

「本能」で考えれば世の中はシンプルです。

この資本主義社会では、金を持っているやつが偉いのです。
生存本能が目覚めると、そういうことに鼻が利くようになります。お金をくれる人 に鼻が利く。

自分で毎日の「餌」を見つけられるようになります。

僕も格闘技業界を渡り歩いていますから、業界のなかで本当に鼻が利くようになり ました。「自分は何をどれくらいまでやりたいのか」「どっちに行ったほうが得なの か」ということが瞬時にわかるようになったのです。

キャリアも同じです。
 本能を呼び覚まし、本能と共に生きることができれば、弱肉強食のジャングル社会で時勢を読むことが可能となり、選択を間違えることはなくなります。
僕が「ONE」というシンガポールを拠点にした格闘技団体と契約したのが201 2年 10月のことです。

なぜシンガポールだったのか?
結局、アメリカのイベントでアジア人がスターになるのは、マニー・パッキャオく らいのクラスじゃないとありえません。
普通に考えて、アメリカ人のためのイベント なのに、アジア人のスターをつくるわけがない。もっと言うと、日本は格闘技として マーケット自体が弱いので、日本のサッカー選手が世界の強豪ひしめくヨーロッパの リーグに移籍するみたいなことは起きません。

ならば、まだアジアのほうが可能性があるはずだ、というのが僕の考えでした。東 南アジアであれば親日も多いから環境的にも生き残っていけそうだ。そういう本能的 な嗅覚を働かせながら、五感を研ぎ澄ましていきました。


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