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女子プロレス「アイスリボンを見てきたよ」。ファンサービスとファンを大事にしていた話。

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女子プロレス団体「アイスリボン」の横浜大会にお邪魔してきました。
格闘代理戦争に出演してくれて、格闘代理戦争ファミリーであるジュリア選手がセミファイナルにて、タッグベルトを防衛したり、藤本つかさ選手とサリー選手が役者が違う感の出る試合を演じていたりと見応えある大会でした。お疲れ様でした。

運営の工夫を随所に感じて、それがまた面白かったので紹介と分析をしつつ、格闘技にも役立てていければいいなと思った次第です。素直にすごいと思ってしまったわけですよ。ほんとに。

お客さんを大事にする姿勢が全面に出ている。

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お客さんを大事にする姿勢が全面に出ています。後述する物販もそうなのですが、大会終了後に全選手がリングに上がって、挨拶をした後、全選手が会場を回って握手をして声をかけて回る。実際に来られると僕は困るわけですし、「お疲れ様でした!」と言われて恥ずかしかったわけなのですが、ファンからしたら嬉しいと思うし、応援したい!また来たい!と思うと思うんですよ。

ファンサービスに関してはどこまでやるかの線引きが重要だとは思うし、トップのアイドルが客席を回って握手をするかといえばしないだろう。でもこれをやりすぎだとは僕は思わなくて、工夫してやっているなあと思った次第です。

だって。

コミュニティを作る意識だと思うのですよ。

スケール感の大小はあるかと思うのですが、結局は自分たちのファンを作ることが大事だし、コミュニティ作りが大事だし、囲い込みで自分たちの国を作ることが大事です。これはアイドルだってそうだし、K−1だってそうだし、飲食だってなんだってそうだと思うのです。確実に応援してくれるファンを作るって大切なことじゃないですか。

確実に買ってくれるファンがいるから、いいものも作れるし、挑戦もできる。

採算ラインを保てるように買ってくれるファンがいるからこそ、次の施策が取れたり、挑戦もできます。食パン屋さんが1日50本売れたら経営が成り立つとしたら、50本確実に買ってくれるファンがいたら、安心は担保されるし、新しい挑戦もできるはずです。まずは負けない土壌を作ってから、勝負するのがリスクを適切にとった勝負だと思うし、それが大会最後に発表された後楽園大会の増加だと感じました。

物販と女子プロレス(プロレス)の相性の良さ

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休憩中の物販の大切さはアーティストの利益が、コンサートではなく物販であるなんて話が聞こえてくるくらいには理解をしています。知り合いの音楽アーティストからも物販の大切さは言われます。ただMMAの場合は年に数回なこともあって僕はウェブショップでコツコツなスタイルです。その意味ではプロレスは月に何度も物販の機会があるので、本人が物販に立てればそれなりに売り上げもいいはずです。

女子と物販の相性の良さは女子格闘技団体「ジュエルス」でも感じます。
佐伯繁代表のパートナーである佐伯輝美さん(旧姓北見)が物販はよく出るとチェキ撮影会をやったり、バッチを作ったで儲かるぜ!的なことをよく聞いていました。アイドルの手法を持ってきているのはジュエルスもアイスリボンも同じなので、女子イベントで女子の部分によって作ると物販との相性が良くなると思うのです。

アイスリボンの選手は向き合い方が本気だった。

アイスリボンの選手の物販に対する向き合い方が本気で真摯でした。これが教育からくるものなのか、ここに意識の高さなのかは僕にはわからないところなのですが、ここら辺の方法に対してはどこかで話してもらってもいいし、教材となるので大事にしておいてほしいし、まとめて世に出してほしい。

物販のその先。

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