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証言!『DREAM』(17)「なぜ『RIZIN』の会場で吉田沙保里に挨拶に行かなかったのか」

 2010年7月、『DREAM』のキラーカードであった川尻達也戦に激勝し、リング上で結婚宣言までして周囲を驚かせた“バカサバイバー”青木真也。その真意は前回のインタビューで語っていたが、いずれにしろ大きな山を越えた男が次に目指すものは何か。今回は川尻戦から2カ月後の試合を中心に話を訊いた。するとなぜか吉田沙保里の名前が…!? 読めばわかるさ!(聞き手◉“Show”大谷泰顕)

以下、今回の記事の一部を紹介

・川尻達也に勝った責任
・「何もわかってない」
・なぜ『RIZIN』の会場で吉田沙保里に挨拶に行かなかったのか
・恩返しで『DEEP.50』に参戦。なんとギャラは……!?

・川尻達也に勝った責任

――前回は川尻達也戦の話だったんですけど、調べて行ったら、試合後に両者が遭遇したのが、川尻戦からひと月半後の『DEEP.49』(2010年8月27日、後楽園ホール)の会場だったそうですね。
青木 あ、そうだったかもしれない
――川尻の証言によると、そこで川尻のほうから「チャンピオン!」と声をかけたら、“バカサバイバー”に「(足の具合は)大丈夫ですか?」と聞かれたので、「大丈夫じゃねえよ!(笑)」と答えたとか(笑)。
青木 ああ、ありましたねえ(嬉しそうに)。
――ありましたか。
青木 そんなやりとりあったと思います。懐かしいなあー(嬉しそうに)。
――そのやりとりがあってから1週間後、『DREAM.16』への参戦と対戦カードが発表されます。
青木 マーカス・アウレリオでしたね。
――ええ。決して楽な相手ではないですよね。
青木 イージーな相手とはやりたくなかったんですよ。本当は(08年6月にギルバート・メレンデスを相手に判定勝利を収め、Strikeforce世界ライト級王者になったこともある)ジョシュ・トムソンも候補に上がっていたんですけど、最終的にそれが難しくてアウレリオになった。
――川尻戦の後の試合だからこそイージーな相手を選ぶのは違うんじゃないかと。

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