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ギロチンの進化と技を練る話。写真は最先端のギロチン。わかるかな?

扉の写真はここ一年で、一気に伸びた技術である「ギロチンチョーク」。1枚の写真で説明するのも、あれですが僕の中で最先端の技術。多分、他の選手は知らない技術が詰まっていると思う。

10年ちょっと前まで、ギロチンチョークはスペシャルな選手だけが使う技で、極め方が伝わっていませんでした。感覚に頼る部分が大きい技なので、スペシャルな選手だけの感覚として存在して、それが言語化出来ず、共有されていなかったのでしょう。一定の割合で存在する感覚でやる人って何なの!?、言語化出来ないと魅力を感じないし、自分だけの感覚で終わっちゃうじゃないか!と思うのですが、大多数がそうなのですよねえ。。。

近年は急速に選手層が広がったことや、情報伝達のスピードが上がったこともあって、技術の進化スピードが早いです。技術を隠すといった概念がなくなって、どんどん公開していく時代になっています。映像で公開しても細かい所までは伝えきれないし、伝わらない部分なので映像を出しても実害はないのでしょう。プロモーションとしての効果の方が高いのではないでしょうか。

ギロチンチョークは近年、決着する技としての割合が上がっています。全く珍しい技ではなくなったし、大会のレベル関係なく、決着のある技になってます。

僕は試合でのギロチンでの決着は一回もありません。これは相手がタックルに入ってくることがないので、首を抱える状況にならないのもありますが、自分の中でメインの技にはなっていませんでした。ですが、ずっと練習を欠かしませんでした。練習仲間に北岡悟という日本一、世界でも有数のギロチンチョークの名手がいたこともあって、攻守共にアドバイスを貰える環境にありました。

基本的なことは、北岡悟から習いました。彼は技術、戦略を言語化する能力に長けているので本当に助かっているし、大きく影響を受けています。

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