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#GLEAT しなかったけど #GLEAT は素晴らしい空間だった話 青木真也初のUWFルールの巻

初のUWFルールを終えた感想は「もっとできた」でした。

どんな試合も「ああしていたら、こうしていれば」のたらればはあって当然のことですし、何か一つを選べば選ばなかったものが存在するのだからあって当然の感情ではあるけれど。「もっとできた」が正直なところです。

日々取り組んでいる練習、日々考えている闘い、日々生活していく中で学び活かせるさまざまな経験をもっともっと濃縮させて出せたからこそ、「もっとできた」と感じる自分の未熟さに悔しく思っています。

悔やんでいても先には進まないから、今日からまた積み上げていくし、朝8時45分から選手技術練習を仕切るいつもの土曜日が始まりました。「練習」します。「強く」なります。「闘い」を追求します。コツコツ積み上げていきます。

僕には僕の思想信念主義主張があって、椎名林檎の幸福論で言うところの「メロディーやその哲学や言葉、全て」をリング上に持ち込んでぶつけ合おうとやっています。プロ格闘技の醍醐味や魅力は思想信念主義主張をぶつけ合う存在を賭けた闘いであるところだと思っています。バックステージコメントでも言っている通りで「嫌だったら潰しにこいって!格闘技、プロレス、UWFすべて含めて潰しにこいって!やるかやられるかそれだけだ!」なのです。もしも今後があるのだとしたら全力で潰し合いができることを楽しみにしています。

GLEATは素晴らしい団体でした。満員のTDCホールで洗練された演出の中で闘いができた喜びを昨夜から何度も噛み締めています。会場まで見に来てくださった方々もPPV観戦してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。個人的に嬉しかったことは僕を応援してくれたり、身近にいる方々がPPVや会場で見てくれたことです。僕のやっている芸事を尊重してくれて嬉しかったです。近しい関係であればあるほど、仕事に対する対価がなあなあになってしまうところがあるのですが、僕のやっている芸に対する敬意と尊重を感じて良い関係性を続けていけると昨夜は嬉しくなりました。まだPPVは購入できますし、今後の大会も会場まで来て見て感じて頂けたら幸いです。

青木真也がGLEATに上がるからには田村潔司との試合があります。
当然、田村潔司は会場にいるものだとは思ったし、主催者は会場に座らせておいて然るべしではありますが、田村潔司は会場に現れませんでした。最高。「田村潔司はこうでなくちゃいけない」と思ったし、一筋縄ではいかない田村潔司が健在で嬉しく感じると共にやりがいを感じました。2022年も田村潔司だし、この田村潔司だから惹きつけられてきたし、やりがいを感じています。しかし会場には来なくちゃダメだし、来させなきゃダメだろう。

そんなこんなで「GLEATしなかった」けどGLEATにでてよかったです。学びがたくさんあって、また強くなれました。また今日から頑張っていきます!

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