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選手は職人であって商人ではないよね。だから商人に任せるのも大切だよって話。

日曜日。格闘代理戦争でご一緒した古瀬美月さんが女子格闘技大会「JEWELS」に出場されるので、youtube放送で観戦しました。カードが弱いなと感じる大会でも、会場は満員でして、景気がいいことは大事だなと感じました。

古瀬美月さんに関しては、勝ち負けがどうこうではなく、何だかなあと思うことはあるのですが、それを言ったところで始まらないし、頑張ってねとしか言えないところではあります。

ただ、オレはこの試合するために格闘代理戦争をやっていたのではないんだけどなあとは思っています。まあ昔付き合っていた娘を遠くで成功を祈る心情に似ているというか、男ってオレだったらもっと幸せにしてあげれるって思うもんじゃないですか。

そのほかにも最近は色々と小さな問題がいくつかあって、そんなことよりも青木真也のプライベートの問題を何とかしなくちゃなんて思いながらも、コツコツとやっていたわけです。

今回の古瀬さんの景色を見ていても、ちょっとしたトラブルを見ていて感じたのは、職人と商人は違うし、職人であることを意識しているかどうかで、キャリアも身の振り方も変わってくるなあと思うのです。

だってパン職人としての腕が経営の腕にそのまま繋がらないではないですか。パン職人はパンを作るのが上手いのであって、パン屋を経営するのはまた別の話だと思うのです。将来の夢はパン屋さんと子供が発したら、パンを作りたいのか経営をしたいのかを大人は説明をするのがいいと思うのです。

格闘技も同じことが言えて、選手と指導者も経営もストーリー書きも皆、違う仕事なのです。小さい業界だから、兼任する方が多かったり、そもそも分けられていなかったりするのは、実は問題というかリスクだと思うのです。

青木真也は職人だけれども、商人としても、ストーリー書きも小作農レベルだからこそ成り立ってるとはいえ、できているのは割とすごいことだと思うのです。このタイプは今までいなかったタイプだとも思うし。自分で言うのも恥ずかしいけれど。

選手は職人でいいと思っています。
ただ職人が職人以外の仕事をしなくていいような環境づくりが必要です。
全力でいいものを作る職人であっていいと思っています。僕だって全力でものを作って、その包装をたくさんの方に協力してもらってやっています。包装技術に目がいって、職人としての品質を舐めてるとそれはそれでみんなびっくりするけど。いいもん作ってるから。

じゃあ職人はどうするんだって話になります。

職人は職人として誇って良いと思うし、職人は職人を貫けば良いと思っています。ただ職人が背伸びをして、やろうとするから上手くいかずに、疑心に陥ってめんどくさい事案に発展すると思うのです。格闘技界でよくあるじゃないですか。この手のくだらないトラブル。

職人は職人業に専念して、あとは商人に任せましょうか。

商品としての強ささえあれば、プロモーションをかけて売り出したときに耐えることができます。だからこそ職人は良い商品を作ればそれでよし。そこから先は全て任せてみたらいいのだと思います。

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