CIELOシエロ

結婚を機に妻の実家の家業を継ぐためアパレル業界から焼き物業界へ転身。 現在は”波佐見焼…

CIELOシエロ

結婚を機に妻の実家の家業を継ぐためアパレル業界から焼き物業界へ転身。 現在は”波佐見焼”ブームで有名な波佐見町の窯元で修行中。 並行して”CIELOシエロ”をブランド名に作家活動も行う。 将来夫婦で窯元を営むための奮闘記録や趣味の音楽、ファッション等をありのままご紹介致します。

最近の記事

拝啓小五の君へ

二十年前、 国語の授業で故事成語を1つ選び、その言葉について調べ発表しなければならなかった。 私がチョイスしたのが「蛇足(だそく)」という言葉。 意味は確か「無駄な付け足し」だったと思う。 前回投稿したティーカップ 縁を削って動きを出したのに対して、ハンドルのフラットな面がどうも気になる 悩んだ挙句、ハンドルも削って若干の凹凸を出した。 20個ある中の半分程を削り終わってふと思った 見た目に分かりづら過ぎないか? 果たしてこれは必要なのか.........。

    • カップ&ソーサーに挑戦

      焼き物を生業にしていく覚悟を決めたのが今からちょうど3年前。 それまでは食器に関して全くの無知。 マグカップってコップのこと? そば猪口って?? オーバル?リム?レスト? 基本的な名称すらわからない。 一人暮らしの経験は3年程ありますがその間自炊した回数は片手以下。 そんな私が今では”カップ&ソーサー”などと小洒落た用語を当たり前に使っている。 どころか 「作っている」。生素地の段階ですが組み合わせたイメージはこんな感じ。 ポイントはやはり縁の削り とにかくソフ

      • サガテレビ出演

        先週、サガテレビの『佐賀人十色』のコーナーで私共夫婦が奮闘する姿をご紹介頂きました。 こちらからご覧頂けます。 取材を受ける自分の姿が恥ずかしくてオンエアされてから3日は目を通すことが出来ませんでしたが、「テレビ観たよ!」との反響に対して私自身が未だ観かねている状態で全く会話にならなかったため、意を決して観ることに。 いや〜良い具合に編集して頂いてホッとしました。 元々人と話すことが苦手で何かと殻に閉じこもりがちな性格の私が、カメラなんて向けられたら挙動不審で使えない

        • 削り出しでオンリーワン商品を

          普段私は一従業員のため自分の作業は仕事終わり、もしくは休日しか出来ない。 そんな貴重な製作時間を”After work”と題して紹介していこう。 焼き物業界で重要な技法の1つである”削り出し”。 こちらはタタラ生形と呼ばれる方法で形を切り取ったもの。 少ない道具で作れるため陶芸初心者にもおすすめ! うっすらとヒビやバリが残っているため削りと水拭きで綺麗に仕上げていく。 こちらが完成形。 碗もひと手間加えていくぅ。 縁に削りを入れ水拭きで滑らかに。 縁が波うつこと

        拝啓小五の君へ

          妻の実家の家業を継ぐため福岡から嬉野へ移住した話

          「俺、職人なるわ」 プロポーズとしてはなかなか珍奇なセリフで 独身から既婚者になり早3年。 私は現在“波佐見焼”で知られる波佐見町のとある窯元で働いている。 元々は福岡でアパレル販売員として某セレクトショップに勤務していたが、結婚を機に焼き物業界への転身を決め、佐賀県の嬉野市へと移住することになった。 妻の実家が嬉野で窯元を営んでいることを知り2人で家業を継ぐことを決心したからだ。 移住後の大まかな時系列がこちら 2021年10月 佐賀県の有田町にある窯業技術センタ

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