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僕は誰かに共感してほしいだけなのかもしれない

僕はあまり人に何かを相談することがない。相談したとしても自分の選択が変わらなかったり、相手の返答がなんとなくわかってしまうからだ。つまり自分の中だけで物事の決定を完結してしまいがちだ。これが良いか悪いかという話は置いといて、同じように日々の生活の中で違和感を感じることがあっても、自分にはどうしようもないこと、さらにそれは人それぞれの自由であることも理解しているため、そっと自分の口に蓋をすることがある。しかし、この違和感は喉に刺さった魚の小骨のように自分の心に不快さを残し続ける。

ミニマリストはモノや事を排除し過ぎだし、無印良品は多くの人から選ぶ行為を取り上げた。作家もののうつわには相変わらず人が殺到しているし、企画展では作り手同士だけが盛り上がっている。フォロワーを増やしたくていいねは押されるし、手描き風で構成されたパッケージは買う気が失せる。

こんな誰も何とも思わないようなことが、僕には違和感としても心に引っかかる。こんなこと誰からも理解されないのもどうしようもないことも理解している。ただ僕自身が何となく気持ち悪さを感じている。

もしかしたら僕は誰かに共感してほしいだけなのかもしれない。

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工房準備中 @craftsmans_harbor
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