ペンケースのスゝメ

万年筆を使うときはペンケースに入れるのがおすすめです。
胸ポケットに挿すという手もあると思いますが、個人的にはちょっと怖いですね。
滑り落ちたり、いつの間にかキャップが外れてインクが服にしみることもあるかもしれません。
ペンケースに入れて持ち運べばそういう心配はなくなります。

ペンケースのいいところはまず、万年筆を保護できるということでしょう。
ケースで包むことであらゆる衝撃から保護できます。
衝撃は大敵ですね。
軸に傷がつくならまだしも、インクが飛び出たり、場合によってはペン先が曲がることもあるかもしれません。
それから、複数のペンをいっしょに持ち運べますね。

ペンケースというと「筆箱」のようにある程度まとまった数のペンや筆記具をいれるものを想像されるかもしれません。
万年筆の場合、わたしからのおすすめは1本刺し、もしくは2本刺しのタイプです。
いろいろな種類がありますから、自分の好みのものを探してみてください。
筆箱のように複数の万年筆をいっしょに入れる場合、軸に傷がつくことを覚悟しなければいけません。
もちろん道具ですから傷がつくのは当たり前なのですが、もし傷をなるべく少なくしたいのだったら区切りのついたペンケースを使うといいですね。

ペンケースも長く使っているとその万年筆に合わせた形へ変わっていきます。
風合いが出て愛着も湧くと思いますよ。
2本刺しだったら、1本は万年筆、もう1本はボールペンとかいったふうに使うのも素敵だと思います。
もしくは、2本の万年筆を入れてそれぞれ違う色のインク、違う太さのペン先にするとか。

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