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踊り念仏・前夜祭


ひと月前のこと。

四国は愛媛県、道後湯之町にあるニュー道後ミュージックというストリップ劇場で踊り念仏企画を二夜に渡り、上演決行させて頂きました。

反時計回りに、ぐるぐると輪になって、逆を行く。できるだけ沢山の人と。最終目的は其れに尽きました。

ですが、その儀式だけならば、一遍上人に縁ある方たちがしかるべき場所で、研究を続けて継承されている。

道後という一遍さんの生まれたとされる土地に今あるストリップ劇場で、何かができないか?というインスピレーションに支えられ、2023年5月2日にまず前夜祭を迎えました。

私は、こどもの頃の知恵熱のようなものも、そこまで身体が何かに振り回されるような体験は、今迄はどうにかコントロールしてこれた為か、特に大人になってからは全くないタイプだったのですが、今年の2月半ばに突然起こったアキレス腱完全断裂は、タイミングや色んな事情が重なり、自分にとっては初めての身体の制御不可な出来事であり、その治療中の身であったり(理由は自分で今、何となく分かることもありますし、自然の成り行き、肉体の仕事と生活のバランスの問題が主で、既に1ヵ月半くらい回復スケジュールも後ろ倒しになっています)し、5月4日の踊り念仏企画が終わってからは、バタっと大変にわかりやすく風邪らしきを引き、1日半じっとりひっそり臥せ一時的に旅の気力により回復し、それも落ち着いてからはすっかり燃え尽きてしまい、やっと頂いた立ち上がるきっかけが近付き、にわかに湧いて来たどうにかふり返りたい気持ちを逃がすまいと鞭打つまで、ひと月経っていました。

書いてしまえば、まぁ…呆れる内容なだけなのですが、逃してはいけないと思うものって、自分には'実際'のところ、あんまり今迄は無かった。

常に、人の、己の情熱やエネルギー、気持ちに関わること(準備、存在することのプログラミング)が仕事の大部分と分析し、存在していたので、目の前のことがすべてと言えばすべて。だから、情熱やエネルギーが溢れることのバランスを取ったり、帳尻を合わせることには懸命でいた。探っていた。でも、そんな機会も減ってきていた。

無常!なのだ!としても、大事にしたい当たり前だと思っているニンゲンの在り方みたいなもの?も何をも揺るがす状況を段々と憂いゆく中で知り、心もカラダも?(笑!)を鷲掴みされたのが踊り念仏、オドリネンブツ、、の思想?存在?でありました。


脚の怪我で最大の不便に見舞われていた時分の自分は、あわれ…結局いつものよう間際に松山空港へ飛ぶことになりましたが、伊予国へ参り、踊り念仏す…で、脳内も身体も一色でした。ご褒美なのか、自力で思うようには動けなかったことで逆に、みたい展示のある美術館へ運ばれることが叶ったり、湯之町で皆さんの営みにいつも以上に触れたり、話を伺えたり、いつもとちがって心身が研磨されました。


はじめてお会いする方、ご協力頂いたパフォーマーさん方にテンパりながらお伝えした
逆行を説明した時の紙切れがこちら。↑


スマホにも本当に世話になりましたが、
最終的な伝達は人、伝言。
逆を行く、と力説する異様な熱は正確に伝わりました、無事。
わたしの、人々の想像を絶する何を言っているかが
分からなさすぎる加減には
みなさんを困惑させてしまったことですが、
みなさんのアート心に火が灯る光景を、
煌めく時間を…


ありがとうございます。


まだまだ、ふり返りたい思いやエネルギーに溢れているのですが、何ぶん情報量が豊かすぎ、自分のエネルギーが追いつかず、本当にもったいない。


偶然、この時にお近くに居合わせて、撮影を申し出てくださった写真家の米山さんのお陰さまでたくさんの予期せぬうれしい記録が残され、研究や回顧が可能となりました。(自分の通信環境が去年からイカれており、共有に途方もなく時間がかかってしまっていますが、急ぎすぎず順を追って…)

道後の町に、魔物を感じて近づけなかった
怪我人の自分が
前日、松山の街で会っていた人形の姿を
這い回るステージから
目線の先に
現れたのをみた時には吃驚!
やっぱり何かがある…道後湯之町には♨︎
と、回顧して画像を確認していたら
偶々でしょうが、わたしも愉快な酔いが
すすむと…
鼻の下をぽりぽりする癖があるらしく、
はげしい親近感。
(笑)
ラブリーノ?君?さん?
逆回りの時にも、
輪の前後に現れてくれたことを
今、思い出しました。


だいじなきっかけだけは
忘れぬように
自分でも何が書いてあるか
よく分からない
メモの進行を
懸命に
舞台の端で
シュミレーションしながら
薄目で追っている
ガチ薄目という
貴重な姿。
(笑)
この目を引く?えち鉄じゆうちょうは、
確かあわら湯の町駅の
改札内で売っているのを買いました。
踊り念仏で
ボロボロ、びりびりに使い果たせ
じゆうちょう冥利だったかと
思います。


この後、まだあまりふり返りどころか、触れられてもいない、踊り念仏・本祭に続くのですが…

ちょうど、ひと月前のスピンオフ?超番外篇からお送りしました。

続篇、続続篇とぞくぞく急ぎすぎず、続きたいものです。


お運び頂いた方、企画を楽しんで下さった方、
力を、知恵を貸してくださった方、一緒に逆を行ってくれた方方、関わってくださったみなさまありがとうございます。

この気持ちに変わりはありません。

皆さんの感じ方、わたしの感じ方、変化をさらにたのしめたらいいな!と思います。(ほどよく逆を行くことも…願っちゃったり…)

なむあみだぶつ



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