レモンテトラ
レモンテトラは、ずっと育てることで輝くようなレモンイエローの発色をするお魚です。
黄色のテトラって、めずらしいから気になった人もいると思います。
そんなレモンテトラですが、ポピュラーな種類であるものの、水草を食べるかもしれないから敬遠されることもあるのですよ。
今回の記事では、レモンテトラの取り柄(長所)と気になる点(短所)を紹介します。
当店で飼育管理して気づいたことや実際に飼育しているお客様からの話も織り交ぜて解説いたします。
レモンテトラとは
カラシン目カラシン科ハイフェソブリコン属
レモンテトラは、体高が高く平べったいお魚です(ハイフェソブリコンの特徴)。
本種だけにしか見られない奇抜な特徴をもったテトラでもあります。
イエローカラーをした体色と赤い目のことです。
赤い目はレモンテトラのチャームポイントでもあり、黄色の体色は他のテトラにないカラーなのですよ。
お店で泳いでる姿は銀色ぽい体色をしているものの、飼い込むことで名前どおりのレモン色になりますよ。
レモンテトラの飼育データ
体長: 最大4cm (約)
混泳: 同サイズくらいのお魚
寿命: 約5年
水温: 22〜27℃
原産: ブラジル
レモンテトラの取り柄(いい点)
まずはレモンテトラの長所を紹介します。
しっかりと群れる
レモンテトラは、群れる習性がつよいからです。
人気のネオンテトラも、水槽に迎えた当初はみんなでかたまって泳いでくれます。しかし、環境になれるとバラけてしまうのですよ。
レモンテトラなら、最初からずっと群れで泳いでくれます。
中層付近が好きらしく、みんなで、まとまって泳ぐ姿は、手を取り合うような一体感がありますよ。
また、混泳をさせたときの見た目もよいです。
なぜかというと、レモンテトラたちは、まんなからへんで活動するから、自由行動をするお魚と泳がせてもバランスが取りやすそうだからです。
他魚と混泳ができる
レモンテトラは、おとなしい性格をしています。
そのため、ネオンテトラやグッピーなどと一緒に泳がすこともできるのですよ。
体高があって、すこし大きいから他の魚をいじめないのかなと心配になりますよね。
当店のお客様では、混泳がむずかしいよね、と言われがちなグッピーと飼育している人もいますよ。
とはいえ、あまりに小さいお魚は、レモンテトラがいじめてなくてもビビって萎縮してしまいます。
混泳相手は、サイズが同じくらいのお魚を選びましょう。
飼育で気をつける点
やさしい性格のレモンテトラですが、ちょっと気にかけておくべきところがありますので紹介いたします。
餌を独占してしまう可能性がある
性格は温和なので、基本的に他魚と混泳はできます。
しかし、レモンテトラの比率が高くなると他魚が餌を上手に食べれなくなるかもしれません。
なぜかというと、レモンテトラは滑るように泳ぎが速いのです。
エサ取りもピカイチだから、片っ端からガツガツ食べちゃうからです。
そのため、レモンテトラはワンポイント的な感じで混泳させるほうがよいですよ。
水草の新芽を食べることがある
葉のやわらかい部分(新芽)を食べてしまう(食害)といわれています。
しかしながら、当店では気になった経験がありません。ほんとに食べるのかな、と思ってしまうほど。
ヤマトヌマエビのほうが、癖が強いな思っています。
・レモンテトラにおすすめな水草
人工飼料をあたえている環境下なら、食害の心配はなさそうに思いますが、
・葉が固い種類
・葉が大きい種類
この2点を考慮して水草を選ぶと良いでしょう。
具体的には、アヌビアスの仲間、ミクロソリウムの仲間、ルドウィジアの仲間、エキノドルスの仲間、クリプトコリネの仲間など。
種類をうまく調節すれば、レモンテトラと水草を一緒にたのしむことは、問題なくできますよ。
まとめ
混泳の際は、レモンテトラの比率を少なくしておきましょう。なぜなら自分たちだけで、ごはんを一気に食べちゃうからです。
匹数が物足りなくても、まとまって泳ぐから目立ちますよ。
レモンテトラメインで、水草を多く売れるなら葉っぱの大きな水草を選びましょう。
万が一の食害も防げるからです。
大きい葉っぱの水草は丈夫な種類も多いですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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