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IT転職支援の専門家がダイレクトリクルーティングサービスpaizaを使ってみた感想を忖度なく書いた

独自のスキルチェックで実力重視。即戦力を探すならpaiza

paizaの最大の特徴は独自のスキルチェックによる求職者のレベル分けといえるでしょう。求職者は登録時にこのスキルチェックを受けることで経歴などとともにプログラミングの実力レベルが登録されます。
求人企業は欲しい人材をスキルレベルで選んだうえでアプローチします。
求めるレベルに見合った採用が可能になっています。

【paizaのお勧めポイント】

paizaの基盤になっているスキルチェック

求職者としてpaizaに登録する際に受けなければならないがプログラミングスキルチェックです。
C言語といった高度なプログラミング言語から、RubyやParlといったマクロ言語、VisualBasicなどなど、26種類のプログラミング言語やコーディングに対応しています。

paizaのスキルランキング

スキルチェックの結果はSランクを最高位に以下A~Dランクまでの5段階。
バグの有無はもちろん、プログラム完成までの所用時間も計測、さらに容量を精査することでプログラムの「重さ」「洗練度」もみることができます。

厳重な不正防止

スキルチェックはオンラインで行われるため不正行為が行われる危険があります。paizaでは不正防止のために厳重な仕組みを施しています。
課題問題が流出して受験者が事前に準備してしまわないようインターネット上の情報を監視。不正や疑わしい案件が見つかった場合は、削除依頼などの対応をします。

今すぐの転職意志はないという人もスカウト対象に

2023年3月現在でpaizaには60万人規模の転職希望者が登録されているといわれています。残念ながら全員が本気で転職を志望している人ではないという見方が一般的。
paizaの最大の魅力であるスキルチェックを使って自分のレベルを確認しようという人がチェックを受験するために登録しているようです。
ただ、今すぐには転職するつもりがないという人にもアプローチできるのがpaizaの強み。
待遇や条件を提示しながら直接スカウトすることで転職意志のなかった優秀な人材とコンタクトを取ることができます。

未経験ながら有スキル者という対象も

正式な教育や訓練を受けていなくても独学でプログラミングを勉強し高いスキルを身につけているという求職者も多数登録しています。
また、現在は全く畑違いの職種に就いていてもプログラミングが得意な人もいます。
「経歴」では採用条件に合致しないという有望株を見つけられるのもpaizaの優位点でしょう。

研鑽中の人もスカウト可能

paizaには「paizaラーニング」と「EN:TRY」という無料で受けられる学習サービスが用意されています。
将来的にプログラマーを志望している未経験者、初心者や自分のスキルにまだ自信がない人が学習サービスを受けるために登録しているケースも多数。
これら有望なホープたちをスカウトできるのはpaizaならでは特長でしょう。

求めるレベルのミスマッチが少ない

スキルチェックで実力を評価された人から採用できるため、求人側が求めているレベルと採用した人の実力が違っていたという悲劇を減らすことができます。
即戦力を求める企業には、必要とするプログラミング言語のエキスパート。将来のエース候補を探している企業には独学で学んでいる向上心あふれる若手とのマッチングが期待できるでしょう。

自分の売り込みが下手な有能人材も

ことプログラマやITエンジニアには人とのコミュニケーションが苦手な人も多いとされます。これらの人は高いプログラミングスキルを持ちながらも就職面接で思ったことがいえなかったりして不遇をあじわっている場合も。paizaではスキルチェックによって実力を計ったうえでマッチングを行うため、口べたが原因で十分な実力を発揮できずにいた人を発掘することができます。

費用は成功報酬のみ

paizaは初期費用も月間契約料もかかりません。希望する人材が採用できたときの成功報酬のみで求人できます。
成功報酬はスキルのランクによって異なりますが、企業が望む人材を的確にスカウトでき、採用担当者の時間と労力とのコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

【paizaの要改善ポイント】

転職支援の弱さ

転職エージェントとしてのサービスに力を入れていないイメージです。
転職活動に慣れていないほとんどの求職者にとっては取っつきにくい面もあるようです。それが登録者に二の足を踏ませているとすれば残念です。

レベル分けが明確すぎる傾向も

スキルチェックの結果を重視するあまり、求職者の潜在的な能力に目がいきにくいイメージがあります。
求職者が現在もっているスキルレベルをもとに企業が人選するのがpaizaの最大の特長ではありますが、少しファジーさがあったほうがいいかもしれません。

大手企業を志望する求職者が少ない

paizaは中小企業やベンチャー、スタートアップの会社が多く利用しているサービスといわれます。
大企業の求人案件が少ない分、大企業を志望する求職者の登録は多いとはいえないようです。

地方勤務の希望者も少ない

登録されている求人案件の勤務地が都市部に固まっている印象が強く、地方勤務を希望している求職者はpaiza以外のサービスを利用しがちだといいます。
地方の企業からの求人が少なくなりがちな印象です。

【まとめ】

独自のスキルチェックが最大の目玉となっているpaiza。
求人側は、必要としている人材を必要なプログラミング言語ごとに実力レベルで精査しスカウトすることができます。
採用にあたって候補者のスキルレベルを明確化、可視化できることで時間や労力を抑えることができ、さらに採用者と企業とのミスマッチを減らせると期待できるでしょう。

採用にお困りであれば無料相談をさせていただいておりますので是非以下よりお問い合わせくださいませ。

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