初フェス

先日、初めてフェスに行きました。ボロフェスタというもので、今年で22周年だったそうです。文化祭みたいな雰囲気で、いい意味で歴史あるイベントに来た感じがありませんでした。出店や的屋があるし、とっつきやすかったです。

私は少しは音楽を聞くけど、音楽イベントへはあまり行ったことがありませんでした。せいぜい、文化祭のステージを聞いたり、学校のイベントで行ったオーケストラの演奏を聞いたりしたくらい。大学生になって一度クラブに行ったものの楽しさがわからず、ライブに惹かれることも特にありませんでした。フェスに行った理由は、「陽キャがよくフェスに行くらしい」から。無理せずにできることだし、思い立ったが吉日ということで。あと今なら学割あるし。

大音量が苦手な私は耳栓を装備してのぞみましたが、それでもまだ音が大きく感じられました。耳栓無しなのに平気そうな人が多くてすごい、なんてことを感じていました。途中まではお腹も痛くて、ちょっと聞くどころじゃありませんでしたが、後半は大丈夫でした。

ライブの大きい音は非日常そのもので、骨やお腹にまで振動が伝わってきました。フェスに行く人は、めっちゃ派手な格好しててテンション高めな人ばかりなんだろうなと思っていましたが、行ってみるとそういうわけではありませんでした。案外肩肘張らずに行けたなと思います。

ステージが1階と地下にありました。ステージごとに雰囲気が分けられているというよりは、知名度で分けられているのかなとか思いました。入れる観客数が明らかに違いそうだからです。

最初はクリトリック・リスという方の歌(パフォーマンス)でした。熱いおじさんで、汗をダラダラ流しながらでかい声で歌っていました。エネルギーが爆発してる人だと感じました。

次はきのホ。というアイドルらしい感じのグループを聞きました。和風メイドみたいな服を着て歌っていました。会場の雰囲気がおじさんの熱気から一気に変わりました。高音を聞き続けるのがしんどくて地下のステージへ行きました。そこでは生活の設計というバンドが歌っていました。このバンドは話すように歌っていて、おちつきが感じられてほっとしました。

生活の設計が演奏を終え、ASPというまたもやアイドルのようなグループを聞きに行きました。衣装が超赤かったことしか覚えてないです、ごめんなさい。

腹痛が酷くなってきたので聞くのはやめて屋外へ避難しました。落ち着いたのでベンチで座っていたら、ゆっきゅんという方の演奏が始まったので聞きました。衣装がどピンクだったけれど、声はどピンクって感じじゃなかった気がします。

このへんで昼食を食べました。お味噌汁あるの、めちゃ有難かったです。こんなこと言うのはどうかと思いますが、この日一番感動したのお味噌汁かもしれません。体調不良だったので温かいものが神でした。

地下でApesというバンドを聞きました。なんにも覚えてない…。私、やっぱりライブ向いてないのかもしれません。

上に上がっておとぼけビーバーというバンドを聞きました。大阪のおばちゃんを千倍キツくした感じで、京都のバンドということを知ってびっくりしました。メロディもきつくて、バンド名これであってる?ってなりました。おとぼけだなんて、中身の割に可愛すぎるんじゃない、って思いました。

次はサニーデイサービスを聞きました。やっと、ちょっとほっとできる感じでした。またしてもなにも覚えていませんが、この日聞いた中では好みだったような気がします。

その次はNIKO NIKO TAN TANでした。ドラムがないからか、今までと違うテイストでした。一人がキーボード兼ボーカル、もう一人がギターでした。キーボードの音をいろんな楽器に変えながら演奏していて、不思議な音も入っていて好きでした。そろそろ帰りたい時間になったので途中で帰りましたが、もし余裕があれば全部聞きたかったです。

耳がいいのか悪いのか、ライブの大音量は本当にしんどくて、イヤホンで聞く方が圧倒的に好きでした。あと、これは私が言語優位だからか知りませんが、歌詞が聞き取れず、けっこうつらかったです。(大音量すぎて聞き取れなかっただけ)そりゃ音楽はメロディが大事というのもわかるのですが、歌詞がついてるなら少しはその輪郭も感じたいです。意味がわからなくてもいいから。

私の体は、視覚を強く使うと聴覚がかなり使えなくなるみたいでした。たしかにMVとか苦手だったもんなあ。

ここまで書いてきたことは全部私の体の特徴(特性?)が原因なので、次に音楽イベントに行く際はもっと良い耳栓と、万全な体調を準備しようと思います。

あまりポジティブなことが書けなくて申し訳ないです。一緒に行ってくれた友達、ありがとうね。一人では行きづらかったのでマジで嬉しかったです。


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