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「心の落ち着きを取り戻して欲しい」だからお茶を淹れる人になります。

どうも、将来日本茶専門店を開業したい"きり"です。
今年(2021年)初めに「日本茶を淹れる人になりたい!」と思い、3月中旬から大阪にある「つぼ市製茶本舗」にて勤務中です。
そして来年からは拠点を再び福岡に移し、独学とお茶を淹れたいと思うきっかけになった人の元で勉強する予定です。

さて、「日本茶を淹れる人になりたい」と発信しましたが、私をご存知の方はおそらく「え?なんで急に日本茶?ゲストハウスじゃなかったの?」と思われたかもしれません。

そして詳しい説明もなく、インスタやFacebookで「日本茶専門店で働き始めました〜」と発信したため、肝心なことを置き去りにしてしまいました。
そこで今回は、突然「日本茶を淹れる人になりたい」と思ったきっかけと今後考えてる夢について書き出します。良ければ最後までお付き合いしていただければ幸いです。

①そもそもなんで日本茶なの?

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「ゲストハウス以外に何かをしたいのは分かるけど、なんで日本茶なの?ほかにも飲食や洋風、コーヒーとか色々あるじゃん」と思われたかもしれませんが、明確に「日本茶を淹れたい!」と思う強い気持ちを持っています。

前提として、出身地は静岡県静岡市です。
また静岡はお茶の生産地として大変有名な地域です。

小学校の行事でお茶摘み体験をしたり、家の近くにあるお茶工場へ見学したりなど教育現場にもお茶が根付いています。
また給食には"やかん係"という静岡茶が入ったやかんを持ってくる係があり、牛乳アレルギーだった私にとって大変心強いものでした。
※現在はアレルギーも治り、ケーキやヨーグルトなども平気で食べられます。


幼い頃はおばあちゃん家に行くことも多く、おばあちゃんは急須でお茶を淹れてくれ、ほっこりさせてもらってたなぁ・・・と今でも鮮明に覚えています。
あの空間、あの空気、何気ない会話と時間。大好きでした。

このようにお茶が当たり前にある地域で生まれ育った影響もあり、26歳になった今でもコーヒーより日本茶をよく飲みます。文字通り、私にとっては日常茶飯事なのです。

また昔から「自分自身の性格や人柄を目に見える形で表現したい」と思っていました。

そこで点と点が線になる瞬間を得て、「自分自身が日本茶を淹れられるようになれたらいいのでは?」と考えるようになったのです。

②お茶を淹れる人になりたいと思った4つのきっかけ

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1. 前職でメンタルがやられ、実家に帰省。地元で飲んだお茶で心が落ちつき、少しずつ回復。


コロナが蔓延してから少し過ぎた2020年7月。
前職が影響を受けてお店を休業し、2〜3ヶ月後に再開するも、その直後に自分自身に様々なものが積み重なり、辞職を決断。

休憩のために帰った地元で久しぶりにお茶を飲んだら「ホッ」と心が落ち着くような感覚を得て、幼い頃から慣れ親しんだお茶に救われたような感じでした。

この経験から「同じようにコロナ渦で苦しんだ人や心に余裕がなくなってしまった人にこの落ち着きを届けたい」と思うようになりました。

2.福岡市にある日本茶専門店でお茶をいただいたら感銘を受けた。 

地元にいたものの「やはり九州が好きだからそこに住みたい」と思い、福岡市へとんぼ返り。(前職の地域が福岡と熊本でした)
少ししてから友人から「"茶舗ふりゅう福岡"っていうお茶屋さんがあるけんオススメだよ」と教えてもらい、言われるがままに行ってみたところ、素敵な人とお茶に出会いました。

そこは福岡で有名な八女茶のほかに静岡茶も取り扱っており、さらには「茶葉を購入してもらうための試飲」として詳しいお茶の説明も踏まえながら一杯ずつ丁寧に淹れてくださる場所です。
合格率が約3割(試験は1年に1回実施)の日本茶インストラクターという資格を持つ方々が淹れてくれるので味や知識などは本物であり、まさにプロが淹れるお茶をいただけます。

そして私はそのお茶に感銘を受け「こんな風に淹れられるようになりたい!」と憧れを持つようになりました。1対1でお茶の話や世間話をしながら淹れる時間と空間はまさに自分が想う像でした。
今では4年以内に日本茶インストラクターの資格を取得できるように日々活動しています。

3.コロナ禍、ストレス社会の中で自分を活かした社会貢献がお茶だと思うようになった。(テーマ: 目の前の人を大切にし、心に落ち着きを与える)

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誰もが予想しなかったコロナ禍、また以前から続くストレス社会の中で私が周囲や様々な方にどのような還元が出来るのか…と考えた結果、"目の前の人たちを大切にし、落ち着きを取り戻すサポートをすることだ"と思うようになりました。

以前、働いていた職場(ゲストハウス)に泊まりに来たり、私に会ったことのある方なら納得すると思いますが、私の第一印象や会話の中でよく言われるのが「この空間、落ち着くね」「きりくんと話してると落ち着くわ」ということです。

「その性格を生かし、目に見える形にする。または心の奥底まで突き刺せるものはないだろうか…」と考えた結果、「お茶」というキーワードがピンと来ました。
そして私はふだんはコーヒーよりお茶を飲み、古民家や伝統があるものが好きなど完全に和の人間だと自負しております。
世の中には様々な和がありますが、落ち着く人間性の和と落ち着く香りや舌触りがある飲食の和を軸にしてそのような価値を目の前の人に提供したい。
そのためにまずは身近な人や普段から関わってくださってる方へ「心の落ち着き」を提供したい。

4.周囲にコーヒーを淹れる人は多くいても、お茶を淹れる人はほとんどいない

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2017年に大学を休学し、県外に出て活動範囲を広げたら、見える世界が圧倒的に変わりました。
おかげさまで福岡や熊本、広島などにも住む機会を得て、今では全国各地に友人がいるような感覚です。
例えば、ゲストハウスで一期一会の出会いをしても今はSNSでお互いの近況を知れる時代。
周りにも行動や活動が活発的な人たちが多く、「私の夢はこんな風になること!」「私は今こんな活動をしています!」のような投稿を見ることが多々あります。

その中で目立つのが「コーヒーを淹れる人になります」という投稿。
不思議なことに周りでコーヒーを淹れる人は多く見えますと。

逆に「日本茶を淹れられるようになりたい」あるいは「日本茶を淹れられます」という人は少数な気がします。

友人が淹れるコーヒーとその空間は本当に好きで通いたくなるほどですが、私自身はお茶を淹れて周りの人にひと息付いてほしい。
"ホッ"と落ち着く空間と時間を提供します。

③今後の夢

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「日本茶を淹れる人になりたい」と思い、早1年が経ちました。

今年(2021年)は大阪の日本茶専門店が運営する和カフェで働かせていただきました。おかげさまで基本的なお茶を淹れることやその店舗の商品説明は恐れずに出来るようになったと思います。

ただ課題は多いです。

例えば、

・お茶工場の現場を知らない=どのような気持ちで作っているかが分からない

・日本茶の知識がない=お客さんに対してマニュアルを伝えても説得力がない

・「お茶を淹れる」手段をまだまだ知らない。どんな風に淹れるのがベストなのか。探求したいです。

などなど・・・。さらに挙げたらキリがなさそうです。


なので、今後の展望として、

"来年(2022年)、日本茶検定の資格を取る"

"30歳までに日本茶インストラクターの資格を取り、店舗を開業する"

この2つを目標として、日々努力をして積み重ねていきます。

そのために経営や店舗立ち上げの勉強、お金や税金などなど学ぶべきことをすべて学んでいきたいです。

私を応援してくださる方、今後ともよろしくお願いいたします。


きり

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