あかね噺-第104席・あの日の約束-感想
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この間、Xのトレンドに「天下一落語会」って出ていて、面白そうと思って調べてみたら、「面白い二ツ目は誰なのか賞レースに真打の推薦や書類選考は要らない。出演者とその日一番面白かった落語家をお客さんの投票で決める「天下一落語会」です。」とあって、あまりにもジャンプ向きすぎるイベントで、あかねが2つ目になったときには、こういうイベントをやりそうだと思いました。
◆あらすじ
週刊少年ジャンプ 2024年4月1日発売 17号
泰全・志ん太・ちょう朝の若い頃の約束。
泰全は、その頃の思いを込めた、黄金の大黒を披露する。
◆感想
今回も良かったのですが、まずはセンターカラーのイラストが、永井博とか、わたせせいぞう的な色使いが、3人の前座時代である2000年代風で良かったですね。
今回は、前座時代について書いていきます。
前座時代
待望していた過去話でしたが、がっつりと言うよりはおしゃれにさらっとまとめた感じでしたね。
長すぎる過去編を見たい気持ちはあるんですけど、この漫画はこんな感じに挿入していく感じがします。
ワンピースの過去回想のように長いのも良いと思うんだけど、あんなに人気のあるマンガでも、過去回想がダルイって話は聞くので、今のバランスで良い気もしますが、いずれあるであろう一生と志ぐまの過去回想は、ワンピースぐらいやってほしいと思ってます。
とはいえ、今回の話は3人の前座時代をしっかり描かれていて、このお披露目に3人が揃う意味が分かって、面白かったです。
楽屋に差し入れされた、たい焼きを巡って師匠に怒られているのは、いかにも落語の前座って感じで良かったです。
あかね噺は、あかねや周りの人たちが真面目すぎるので、忘れそうになるのですが、「赤めだか」みたいな落語の前座時代を書いたものを読むと、雑用はやりたくない、稽古はサボりたい。金は無い。師匠に怒られてばかり、とこの3人のような前座の方が自然に感じます。
そしてこういう辛かった修行も、後で振り返ればいい思い出になるというのが泣けますね。
真打になって大看板になって、弟子を取ったら、二つ目昇進で披露目で3人で口上して、みんなでうまい酒を飲む。
当時、思い描いていた形ではなくなったけど、あの時の約束をした気持ちに嘘は無かった。
それを落語に合わせて見せる演出がばっちり決まってましたね。
次週もセンターカラーで、どんな話になるのか楽しみですね。全生と泰全が何を語るのか?みたいな話になるんでしょうかって事で、今回の感想は終わります。でわでわ。
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