学びを結果に変えるアウトプット大全

書くと言いながら手が付けられていなかった読書録。ちょうどこの本を読んで、改めてアウトプットすることの意義を感じたので、記念も込めて一発目を書こうと思う。

コンサルに転職して約1年半。当初は、会議室で日本語の意味をグーグルで調べさせられたり、お前の頭で考えている時間が無駄だから考えずに作業に徹しろと罵倒されたりという屈辱の日々から考えると、だいぶアウトプットにも慣れ、抵抗感は薄れてきた。

それでも、一定のレベルに達すればまた新たな悩みにぶつかる訳で、深い思考に基づいた簡潔明瞭な言語化とアウトプットのスピードにはまだまだ課題があると感じていた1ヶ月ほど前にポチッとしたのがこの本。結論から言えば、前者の悩みにはヒットする本ではなかったのだけど、後者の課題解決の一助にはなると感じたポイントがいくつかあったので、備忘として書き残しておきたい。

1. どんなにやる気がおきない書き物も、つべこべ言わずに取り掛かり、5分間は耐える。そして、30点で良いから一旦完成させる。

こう書いてしまうと当たり前なのだが、いつもこの「始める」までに時間を掛かり考えている間に時間が過ぎ、ブラッシュアップに十分な時間が掛けられないという毎度繰り返しだ。30点で良いから完成させ、そのあと同じ時間を掛けてブラッシュアップしていく。「始める」ことで、脳の側坐核という部分は、エンジンと一緒で掛けないことには暖まらないらしい。側坐核の神経細胞が活動することで海馬や前頭前野に信号を送り、やる気スイッチが入る、それまでにかかる時間は5分とのことだ。だから、これを機に、まず「始める」、そして5分はやってみることで成功体験をして、このスタイルを身につけていきたい。

2. 時間を決めて書く。そのためにも先に構成を考える

これも当たり前だが、つい時間を掛けて何とか形にしようとしてしまう。このnoteも10分で書こうと思って書き始めたのに、もう30分が経とうとしている。これは慣れもあると思うけれど、最初は質が低くても良いから、決めた時間の中でアウトプットしていこう。

3. インプットとアウトプットの比率は3:7、2週間で3回以上使うと長期記憶に定着する

インプットとアウトプットの比率は実験による調査結果から導かれたもの。つい、何冊読んだか?映画を何本見たか?というインプット量に左右されがちだけど、意識的にアウトプットしていきたい。記憶の定着は、情報の仮保存場所である海馬から長期記憶を担う側頭葉に移動するとのこと。これは、読書を始めとするインプットもそうだけど、語学の勉強の設計にも活かしていこう。

全体的な所感としては、真新しい情報はなく、よくある自己啓発本という印象だった。ただ、ちょうどインプットに時間を当てている10連休は良い機会なので、後半はnoteでしっかりアウトプットし、上記3つの気づきを実践していきたい。

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