こんにちは、ランチタイム文学@職場。食後は眠くなるから、今日もインスタントコーヒーを淹れて飲む。

今日は東京大空襲があった日。明日は東日本大震災があった日。3月のこの両日は特別な日だ。スカイツリーも慰霊のライトアップになるはず。

77年前と11年前、そして今と明日に時間軸をあちこちスライドさせて想像すると、頭の中がめいいっぱいになってしまう。

先日、病院に行ったら血圧が高い、と言われてしまった。わたしは白衣恐怖症だから、いつもは正常なのに、病院で測るとガッと血圧が上がってしまうんタイプなんですよ、と言ったけれど、血圧手帳を渡されて毎日記録をとるように言われた。

家にある手首で測る血圧計で測ると、やはり高かった。白衣恐怖症じゃないのか、ガチなんだ、とショック。いや、手首で測る血圧計の精度が悪そうで、結果には承服しかねている。

ネットで血圧を下げる方法などを調べたりした。とにかく痩せることみたい。コロナ禍や父の死、田舎暮らし、新しい仕事などで、ストレス太りになり、確かに太りまくった。せめて、以前の、やや不健康な立ち位置ぐらいまでには戻りたい。いまはかなり不健康だから。

よく寝て笑い、野菜をたくさん食べて暴飲暴食は控え、運動もしよう。春になったらプールにも通うし、ストレスも溜めないようにしよう。願うように毎日、血圧を測らねばならないわたし。健康への荒療治と考えよう。

仕事から帰宅して、今日は、コストコへ母と行った。夕方の方が空いてるからいいよ、と言われたので、わたしの運転で行く。母を乗せているから、より安全運転モードで慎重に運転していたのに、イバラキの荒くれスピード狂ドライバーに後ろからぶつけられそうになり、トラウマになる。

コストコ初めての母は「イメージと違ったー」と言ってすぐ飽きてしまった。確かにディスプレイを目で楽しむタイプのひとには、見せる努力はしていないコンテナの積みあがったコストコの倉庫は魅力的ではないのだろう。

わたしは、遺跡を発掘するがごとく、いろんなモノを探して見ることも好きだから楽しい。世代の違いか、いや、好みの違いか。

小さいサイズはないのかな、外国のお肉ばかりだけど国産はないの、とか大声で話す母をひじで突っついて黙らせなだめながら、手短に買い物をした。

大量のマスカルポーネパンとロティサリーチキン、アスパラ、箱買いのオイコスヨーグルト、リーフサラダ、ラップ、モップなどを買う。しめて6,000円くらいか。

夕飯に、さっそく買ってきたものを食べたけれど、予想以上にマスカルポーネパンは美味しく、ロティサリーチキンはぷりぷりした食感でボリューミーだった。わたしは大満足。

食後に確定申告の書類を作ったり、クレジットカードをネットから申し込んだりしたため、入力作業で脳みそが疲れてしまう。わたしはこういう書類系なことが嫌い。でも、苦手で後回しにしていたマストなことが少し片付けられて気持ちは軽い。

最近、運転をしていて気付いたことは、2週間に一度は目撃していた路上のひき逃げされた動物の死骸を見ないことだ。もしかしたら、早く日が暮れ視界が悪くなる冬場に、犬や猫はひき逃げは多発していたのだろうか。

なんて考えてたら、路上にスズメが死んでいるのを見つけてしまった。これは車にはねられたのではなく、もしかしたら電信柱で感電したのかも知れない。身近に死にふれる。スズメとはいえ、メメントモリ、その日の花をつめ、なんてことを思い巡らしてしまう。

しかし、スズメはものすごい数がいるのに、スズメの死骸はそんなに見たことはない。スズメだって死ぬだろう。スズメもガンのように、老化で体内の細胞がバグり、病気になって死ぬこともあるんじゃないだろうか。

猫や犬が死ぬとき、死ぬところを見せないように突然いなくなるとよく言われる。うちの飼い犬もそうだった。

弱った動物というのは、外敵に狙われやすく、安全な場所へ逃げようとする本能ゆえの行動らしい。でも、わたしは、そこに(人間という獣の人間本位な思いだけれど)獣の誇りをみる。

コロナの影響で、病院に出入りできなくて、わたしは父の死に立ち会えなかった。死に立ち会いたいのは日本人の特性らしいが、とてもそのことを悔やんでいた。でも、この猫や犬の話を思い出して、これは父らしい旅立ち方だったんだと思えるようになった。カッコつけたがる父の死の美学。きっとそう。それでよかった。