6時起床。弁当と朝食を作る。暑いので現在の外気温を見ると26.7℃。これをそんなに暑くないと思ってしまう昨今。陰鬱な気分。いっぱいいっぱい。

　弁当、だいぶ冷食に助けてもらう。中華卵焼きだけ作る。朝食はレタスときゅうり、ゆで卵、ベーコンを丸いパンに挟む。しいて言えばBLECサンドか？！ 結構語感が良い。次に作る時には忘れてそうだけど。

　なにをしても陰鬱な気持ち。原因は…歯医者。私は非常に歯がよろしくない。これはもう、私が前時代の生まれの人であるのと、実家との確執の具現化した部分、とだけ説明しておきたい。それでも大人になって、ちゃんと目覚めた。定期的に検診に通って、悪いなりによい状態を保ってきたのはひとえに今通っている歯科のおかげだというのに、もう、ほんとに、苦手。歯のことを考えるのが嫌なのだ。歯は私のトラウマ直結のウィークポイント。良いと言われるのも悪いと言われるのも嫌。

　9時半の予約。今日は一年一度の大掛かりな検診だとわかっているから、1週間も前から気分がもうだめだったけれど、気持ちを無理に上げて向かう。

　色んな方向からのレントゲンの撮影と、歯の外観の写真撮影。最後に今の私の顔貌を写すことをわかっていたから、もう必死のフルメイクをした。今現在差し掛かっている私のこの年頃というのはやばい。するとしないとで別人なのだ。しないとオカルトの登場人物になれる。鬼婆とか、亡霊とか。記録に顔が残るなんてもう必死。ちゃんと映る大きさのイヤリングもつけねばならない。

　ということで、行くまでにHPを大幅に減らしたため、撮影で死にそうに。レントゲン室でX線防護服の製品名は「Hagoromo」だった。羽衣か。この鉛で重い服にそれを当てるなんてセンス良い、などと考えて現実逃避。

　撮影が全て終わった頃にはもうライフはゼロ。そこから歯周ポケットの検査。地味に痛い。最後のクリーニング中はもうエクトプラズムでも出ていたかもしれないほど疲れ果ててから、検診結果を聞く。

　今回もそう悪くなく、健闘していた。そして新しい方向の提案。かつてやった日本の根管治療はあまり成績が良くない。私もあまり良くない状態だけど、これから、自費治療だけれど外国では標準的なやり方で再治療すると、とても良い状態に出来るかも、という話を聞く。この事自体はかなり前に知っていた。タイで出来る安い最先端治療としてやり方も見ていた。ついに熊本でも出来る時代が来たのか、と聞いていると、先生「試しに私も1本やってみたのです」という。ここの歯科のこの姿勢はかなり好き。

　初診時には状態の悪さを怒られたものの、いつも優しい。今日も「生田さんは私より少し歳が下ですが、私達、歯への意識が低い時代の人間はちょっと大変なことになっていて…」との語り出しが、否定しない感じがありがたかった。

　「やる気になったらいつでもご連絡を」と歯科では聞かないようなセリフを残して先生は爽やかに次のブースへ去っていって、高濃度フッ素を塗ってもらい終了。しめて1時間半。悪いことは何もなかったのにトラウマ発動か、心身ともに半死半生。

　疲れた。とにかく疲れたけれど2時間絶飲食なので、このまま帰っても何も口に出来ず生殺し。ということで帰途のショッピングモールへ。色んな店を除くも半死半生なものだから、気になるものがあっても購入への決断が鈍る。あきらめて、食品コーナーで子と私の昼の弁当などを買って帰宅。

　子は九州大会翌日で部活は休み。歯医者への出掛けに起こした。結局この人、夕方まで昨日も一日中一緒にいた子と、感染で本番に出られなかった子とゲームをして、グループ通話をつなぎながら夜は勉強。仲良すぎ。

　帰宅後まだ2時間にはならず、洗濯や掃除、片付けなどを粛々とこなしつつ時間を待つ。ヘトヘトで死にそうと思いつつ。待望の昼食後、リビングで撃沈。テレビを使って友達と大騒ぎで通話しながらゲームをしていた息子はうるさくて悪いと思ったらしく、自室へ。うるさくない、私はゲーム音声聞くの好きなのに…と思うも寝落ち。

　晩飯、ガパオライス（サラダ添え）、やみつききゅうり。やみつききゅうりはたくさんレシピが出回っているけれど、どれもが良いわけではなく、今日使ってみたのは微妙。ガパオは短期間に集中して何回か作ったので、味にちょっと触れがあるとしてももうレシピを見なくても作れる。ナンプラーが無くなったので買いに行かねば。